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中国新型ディスプレー産業の規模は世界一
7/19/2021 5:24:31 PM  
 
 

2020年の中国新型ディスプレー産業の直接的な売上高は4460億元(約7兆6266億円)に達し、世界の40.3%を占め、産業規模は世界一になった。20年近い発展期を経て、中国のディスプレー産業は他国に追いつき追い越そうとしていたのが、先頭を走るようになり、逆転を果たした。しかし将来に目を向けてみると、中国のディスプレー産業の目の前に横たわる試練はより大きくなっている。

新製品登場

中国の新型ディスプレー産業の規模は世界1位だ。中国は8K超高精細、ナローフレーム、フルスクリーン、折りたたみ式ディスプレー、透明ディスプレーなど、複数のイノベーション製品を世界で初めて発表した。

現地化された関連技術の水準が目に見えて向上したと同時に、世界の産業チェーンの企業との協力・ウィンウィン関係も築きつつある。こうした中、18日に安徽省合肥市で閉幕した2021年世界ディスプレー産業大会で、中国ディスプレー産業の発展の鼓動が改めて世界中の目を釘付けにした。この大会で、多くの新製品や新たな応用が集中的に発表された。たとえば5メートルのワイドLEDディスプレーは、前に立つと没入式のバーチャル体験ができる。裸眼3D大型ディスプレーは、画面の中の宇宙船がまるで今にも飛び出してきそうだ。8.03インチのフレキシブルアモールドディスプレーは、携帯電話のディスプレーの表示サイズを6-8インチの間で自由に切り替えられる。マイクロLEDディスプレーシステムの応用は、XR(仮想世界と現実世界を融合させる技術)眼鏡をますます身近なものにしている。

中国のディスプレー産業が世界の先頭グループに躍進

過去20年間、中国の電子情報産業には2つの悩みがあった。それは「自国製チップ不足」と「自国製ディスプレー不足」。チップ産業とディスプレー産業が苦境に直面していたことを指している。

中国科学院の欧陽鍾燦院士をはじめとする専門家たちも、ディスプレー産業がかつて直面した困難を直接経験してきた。欧陽氏はかつてを思い出して、「中国初の大型ディスプレー製造ラインが完成するまで、海外企業は中国市場でディスプレー価格をつり上げていた。それでも大勢の消費者が争うように海外製品を購入していた。当時は32インチのディスプレーが1000ドル(約11万900円)から2000ドル(約22万1800円)以上ということもあった」と述べた。

工業・情報化部がまとめたデータでは、第13次五カ年計画(2016―2020年)期間に、中国のディスプレー生産ラインの建設に計8000億元(約13兆6800億円)が投入され、20年末の時点で、生産能力は15年末に比べて140.9%増加した。

新型コロナウイルス感染症の流行中にも、ディスプレー産業は流れに逆らって上昇し発展する勢いを見せた。

同部電子情報司の喬躍山司長は、「感染症がオンライン会議や遠隔教育、自宅でのエンターテインメントの世界的なニーズを全面的に押し上げた。世界のディスプレー出荷面積がさらに増加し、フレキシブルディスプレーや折りたためるディスプレーなどの製品の市場への投入が加速した」と述べた。

 

中国産ディスプレーが世界のディスプレー産業にチャンスもたらす

欧陽氏は今年の世界ディスプレー産業大会で、「世界のディスプレー産業の規模は1000億ドル(約11兆900億円)を超え、中国は世界のディスプレー産業の発展における中堅パワーになった。中国の有機ELディスプレー(OLED)、LCDの産業規模は世界一で、OLEDとマイクロLEDなどの新型ディスプレーが勢いよく発展し、世界のディスプレー端末応用の形態を拡大・発展させ、より広大な新市場を切り開きつつある」と述べた。

同大会に参加した世界的ディスプレー企業や、産業チェーンの川上から川下に至る企業の交流・情報共有の中から、中国のディスプレー産業の日進月歩の進展が世界のディスプレー産業にチャンスをもたらしていることがうかがえた。

「現地化」と「研究開発の重視」が、多くの国際的企業にとって、中国のディスプレー産業高度化の大きな流れの中のキーワードになった。

独ヒュティンガ社の社長は、「中国のディスプレー産業は持続的に発展しており、当社も中国での現地化した発展をより重視している。現在、顧客と市場のニーズにより近づき、これに基づいて研究開発チームと製品の更新をペースアップしようとしている。ここ数年、中国では一連のディスプレー産業関連企業が誕生し、当社に学びと発展の機会を与えてくれた」と述べた。

将来のディスプレー産業はどこへ向かうのか

中国のディスプレー産業はすでに世界トップクラスの仲間入りを果たしたが、「どうやってトップクラスの優位性を保つか」が今後の課題だ。

欧陽氏は、「液晶ディスプレー技術の産業化は日本で始まり、OLEDディスプレー技術の産業化は韓国で始まった。私たちには、より先進的なディスプレー技術、たとえばマイクロLEDなどは中国で初めて産業化が実現する可能性があると確信する十分な理由がある」としている。

華南理工大学の彭俊彪教授は、「将来のディスプレー技術がどこへ向かうのか、私たちも非常に興味がある。産業の高度化に伴い、大面積、軽量、薄型、フレキシブル、低コストを特徴とした印刷方式のディスプレーが発展しつつあり、特に量子ドット材料に基づいた高性能の印刷方式のディスプレーに注目が集まっている」と述べた。

技術イノベーションの方向性はさまざまだが、実現に至るのは決して簡単なことではない。欧陽氏は、「液晶ディスプレーの分野で、中国はより多くの技術・製品のイノベーションをはかり、優位を保つ必要がある。OLEDとフレキシブルディスプレーについては、技術イノベーションにおける企業の主体的地位を強化し、産業チェーンの川上・川中・川下、大手企業・中小企業の融合とイノベーションを推進し、できるだけ早く独自かつ安全に制御可能な産業チェーンを構築しなければならない」とした。

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
 
 
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