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プラスαと融和による中国トウチャ族の民族文化の保護と継承
1/22/2020 9:51:16 PM  文/陳嬌(武漢理工大学マルクス主義学院博士)、朱喆(武漢理工大学マルクス主義学院院長)
 
 

2019年7月15日、内モンゴル自治区を視察に訪れていた習近平総書記は、歌唱を鑑賞した後、「皆さんの歌唱に歴史と文化の重厚さを感じました。56の民族が絶えず交流・融合して、多元的に統一された中華民族が形成されました。我々の中華文明は悠久の歴史を有し、世界で唯一、途絶えることなく今日まで発展を遂げてきた文明です。少数民族の文化遺産を保護・継承していかなければなりません。今日、私がここを訪れたのは、少数民族の無形文化遺産を保護・継承したいという党中央の姿勢の表れなのです」と語った。

トウチャ族は中国の少数民族の中で唯一800万人を超える人口をもつ。内陸部に住み、長い歴史を有する。他の少数民族と同様に独自の民族文化をもつ。
 
ところが、テレビ、インターネット、オウンドメディア、マルチメディア端末の普及に、今日の日常生活の消費主義傾向も相まって、マスメディアによる消費モデルの助長、近代化がもたらした豊かさと多元性によって、トウチャ族の人々は快楽を享受すると同時に、民族独自の伝統的で質朴な文化観を失い、トウチャ族の民族文化は弱体化しつつある。

トウチャ族の民族文化がデジタル化されるようになったのは1990年代で、中国で情報技術が普及し始めた時期と重なる。それは、情報化時代におけるトウチャ族の民族文化の必然的発展形態であり、国内外の情勢でもあった。
 
トウチャ族の民族文化の魅力はその文化的価値にあり、そこが、デジタル化技術が民族文化の記録、保存、利用に介入する際の難点である。学者も庶民もトウチャ族の民族文化の分類については、叙述的或いは概括的で、分類の原則は異なり、基準は異なるか存在すらしない場合もある。境界は不明確で重なる点が多く、主観性が強い。

トウチャ族の民族文化の発展と継承は、「民族文化プラスα」の道を辿る必要がある。「トウチャ族の民族文化プラスα」の価値は最終的に市場に現れる。そして、市場のニーズは質の面からも量の面からも、満足度によってはかられるものである。トウチャ族が生んだ「摆手歌」、「梯瑪歌」、舍巴日、土王の崇敬、梯瑪信仰などの民間習俗は大多数のトウチャ族の人々が認めるものである。これらはトウチャ族の歴史の痕跡であり、魂と血脈であり、生存と発展の根源であり、トウチャ族文化の遺伝子であり、中華民族文化の重要な構成要素である。

新時代の「トウチャ文化の融和」は、特別な価値を示すことによって中華文化に溶け込むのである。それには、独立性や特殊性だけでなく、普遍性、大衆性、融和性が求められ、トウチャの人文、民族習慣、さらにはその主流価値に符合し、それを体現するのである。

トウチャ族の民族精神が、トウチャ族文化を最も本質的に最も強く反映している。それは、トウチャ族の心理的特性、文化伝統、思想・感情を包括的に反映するものであり、彼らの長きに渡る共同生活や社会実践の中で培われ、大多数のトウチャ族の人々が認める思想であり、価値基準であり、道徳規範である。我々はトウチャ族の民族資源の開拓と継承に、新しい意味を賦与すべきである。
 
グローバリゼーションと情報化が進む今日にあっては、民族文化の自覚を強調すると同時に、民族文化の発展及び将来に対して融和、開放という認識が必要である。トウチャの民族文化を当代の文化理論によって分析し、中国だけでなく、異国や世界の民族文化も同様に扱い、相互に学び合うべきである。異国の民族文化に接触し理解、学習しつつ、様々なチャネルやレベルで交流・対話を行い相互に学ぶことで、トウチャの民族文化の影響力を高めることができるのである。

習近平総書記は、中国共産党第19回全国代表大会の政治報告において、「健全で現代的な文化産業の体系と市場システムを整備し、生産経営メカニズムを刷新し、文化経済政策を整備し、新しいタイプの文化業態を育成する」と述べている。従って、融和と開放の観点から、トウチャ族の民族文化資源の開拓と継承は以下の側面から展開することができよう。

一、トウチャ族の民族文化遺産の開拓・保護のデータ化及びスマート化の道筋を提起する。トウチャの民族理論と実践技能の大衆化、データ化、スマート化によって、高度な学術的知識を民間に根付かせ、普及させる。インテリジェント端末によって、継承することが困難な音声、画像、動作がいつでも再生可能となる。

二、トウチャ族の民族文化の全面調査・整理及び科学的研究を実施し、民族文化の保護に関する条例・細則を策定し、政府主導の社会参画と科学技術支援の原則を堅持し、トウチャ文化のプラスαと融和を実現する。

三、民族文化遺産の有効的保護を前提として、トウチャ文化のデータ化とデジタル化によって民族文化を適正に開拓・利用し、オンライン及びオフラインで民族文化産業の健全な発展を促進し、文化・科学技術・広報分野のインフラ建設を強化し、トウチャ族の民族文化の担い手を育成・選抜し、伝統的民族文化の経済的便益及び社会的便益を多元的、全方位的に発現する。

四、民俗文化を重視し、農村振興戦略の全面的施行を背景に、美しい農村を青写真に描きつつ、トウチャ族の民族文化と生態環境を結び付ける。トウチャ族の豊かな、親和的で異彩を放つ手つかずの民族文化資源を継承・発展させるには、科学的・革新的な文化理念と効果的な保護モデルが必要である。それによって、グローバリゼーションと西部大開発政策をバックグラウンドに、長期的発展ビジョンを達成し、民族文化ブランドを形成し、トウチャ族乃至は中国の少数民族文化の大産業チェーンを構築することが可能となる。

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
 
 
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