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編集長インタビュー
 
 
 
 
風間 健 気練・武心道道主
アジアに広げたい武道の「心」
2019/02/25 12:54:25  文/本誌編集長 蒋豊
 
 

風間健氏は少年時代から武道を志し、空手、棒術、柔道、剣道、剣舞詩吟、茶道、華道を修行、格闘技での華々しい実績だけでなく俳優として映画出演などでも活躍してこられた。その経験を踏まえて、今では武道教育研究家として「武心道」を提唱、教育の重要性を説き、企業・教育関連の講演や子供たちへの福祉活動を通じて、広く内外で後進の育成にあたっている。2019年1月、気練・武心道東京都本部を訪れ、風間氏の武道教育論などについて伺った。


ブルース・リーの思い出

—— 先生は著名な武道教育研究家ですが、映画俳優としても活躍され、ブルース・リー(李小龍。香港の武術家・俳優)とも親交がありました。彼の印象はいかがでしたか。

風間 1972年のことです。アメリカ映画『ドラゴンを消せ』(1973年日本公開)に準主役で出たのですが、そのロケで香港に滞在していたとき、映画が香港の新聞に(武道・格闘技のチャンピオンとして)紹介され話題になったので、彼からぜひ会いたいと言ってきたんです。会ってみると、挨拶をするのに、「Just a moment」と言い、着ていたサファリルックをバッと脱ぎ、ランニング姿になって、筋肉モコモコってやり始めた(笑)。

それから1カ月ぐらいして、プロデューサーから、ブルース・リーが初めて企画した映画に出てくれないかという話がありました。だけど私は今、アメリカの映画に出ているというプライドがあり(笑)、香港映画にはあまり出たくなかった。ただ、あの頃は香港のギャラがすごくよく、高倉健さんの主演料と同じくらいだったので、主演ということもありOKしました。

その映画はブルース・リーが国際映画として企画した韓国映画で『テコンドーは世界を制す』というものです。主演はテコンドーの父と言われていたジョン・リー氏、彼はブルース・リーにテコンドーを教えた先生、その相手役という設定でした。ジョンは日本語ができるので、3人で細かいコミュニケーションがとれました。香港ロケ中は彼はとても良くしてくれ、食事に行ったり、ロケセットでの面倒見の良さには驚くばかりでした。特にブルース・リーの自宅でブルース・リー、ジョン・リー、私とで、武道について、映画について、男の生き様について、世界観・人類観について色々話をしました。今でも目を閉じれば懐かしく思い出せます。その後ブルース・リーとは映画配給会社を設立する準備もしていたのですが、惜しいことに1973年7月に32歳で急逝しました。

彼の死後の私の残された人生はその時語った世界観の実現に向けた人生になっているといっても過言ではありません。

「武心道」とは

—— 日本の「武士道」は中国でも知られていますが、先生の「武心道」との違いは何ですか。

風間 日本の武士道が生まれた土壌は貧困なる百姓一揆から始まり、もののふ(武士)が生まれました。その歴史は当初は力から始まり、数百年の歴史を経て、力だけでは暴力であり、愛だけでは無力であると学ぶ必要がありました。愛こそが平和の道を育むと伝えるのが武士道から進化した武心道です。私がここまでこれたのも、導いてくださった皆様のお蔭です。

私が武道の道に入ったのは17歳の時、空手・少林寺拳法・その間の各武道・格闘技の体験、各作法から学び、文化交流の日本の武道代表等の歴任からも世界から見る日本を学び、様々な自学自習の中より自己確立、社会人としての公的な学び、日本・アジア・世界観の学習をさせていただき多くの方々から勉強をさせていただきました。今はその恩返しの時と感じております。

武心道についてですが、教えは「力は30%、人間愛が70%」であれと言っています。

現在の武道の大半はスポーツ競技として発展していますが、道を究める人がいるかというと、本当に少ない。武心道の「道」というのは、社会に対する人道です。人が生きる上においての道です。これを教育することがなにより大事です。教育が全てだと思っています。

そのためにも私は、武心道を広めるための道場(「気練 武心道」)を主宰し、今でも稽古日には自らが指導しています。また、経団連をはじめ様々な団体から講演依頼がありますが、これまでの実績に基づいた独自の方法で、企業に貢献できる人材の育成について指導しています。


撮影/本誌記者 倪亜敏

反省できる人間妥協する勇気

—— 近年、中国では、伝統文化の継承と発展を提唱しています。先生は柔道、剣道など、さまざまな修行をされていますが、日本の青少年は伝統文化を重視していますか。若い世代に伝統文化を継承する重要性について、どのようにお考えですか。

風間 大人としての使命は、武人としてまた文人としていかに人を育てるかであります。倫理、道徳心は必修であります。

文化に関しては、日本国はいかに文化を育み道を歩んできたかを顧みなければなりません。中国や韓国との文化交流により学び、日本独自の文化形成ができたことを忘れてはなりません。これらの国は皆兄弟であり家族と言っても過言ではありません。その国々と相争うこと自体が不幸であります。

また、世界には先進国も後進国もあり、それぞれの文化があります。しかしあまりの格差に倫理性を失い生きるための内紛や戦争が起こっていたり、物追い人が人道を無視し水面下で動いていて争いになったり、宗教的な思惑から戦争が起こったりしています。今は地球全体を見る目が必要になってきています。

そんな中の日本人を見るにつけ、このままでは崩壊の道を進むのではと心配しております。物追いが多くなり人道的倫理・道徳心を失いかけています。

今こそ大人達(中国で言う大人)は己の人生をかけ真に反省し覚悟した生き様を若者達に示す時だと思っております。

両国間との関係もまず自分達の先人の恥をまず受けよう、そして自分で考えてみよう、なんでこうなったのかと、本当に交流するならば、やはり過去のことを反省した上で未来に向かった行動をするのが進化だと私は思っています。

反省も教育の中の1つです。反省できない人間が多いですから、反省できる人間になるように教育しなきゃいけないというのが私の意見です。

私はいつも3つの要素を取り入れています。自分が語ることが正しいか、相手が理解できているのか、第三者が聞いて理解できるのか。この三様の調和がとれた時が大半の人が理解できると思っている。すなわち、妥協する勇気が必要なんです。強調する部分ばかりが出たら、必ずけんかになっていきます。

私は常になぜ自分はこの世に誕生し今、生かされているのかを日々感じ生活してきました。自分が経験してきたことで人に地球にどんな愛の表現や貢献ができるか、これを人類皆が考え行動する時、全体を考えた上での勇気ある妥協もできるようになり平和が生まれると感じております。

「物の損得から人の尊徳へ」

日本が中国から学ぶべきこと

—— 先生は今まで中国に何回くらい行かれていますか。中国や中国人にどのような印象をお持ちですか。日本が中国から学ぶべきことは何ですか。

風間 中国には20回ぐらいは行っていると思います。初めて行ったのは何十年も前ですが、きっかけは散打という中国武術でした。もともとキックボクシングもやっていたので、それを教えに行きました。あ、それより前にも少林寺拳法で行っています。いずれにしても、私はあまり過去のことにこだわらないで、中国というものを自分の中で理解し、咀嚼したうえで、現在をどういうふうに確立し、未来をどう生きるべきかが大事というのが、私の理論です。今が大事なんです。その今の積み重ねが未来を生む。私はそう考えて生きています。だから、交流もずっと続けているんです。

私は中国の人だから「中国人」という見方をあまりしません。人間として見ています。だから平等です。そこに文化があるんです。その文化を理解できないと、中国人はどうだということを語る資格はないです。要するにそういう心で接しないと、無理なんです。だから中国語ができなくても、私は心で交流できるから、仲間が多いんです。

私は中国の対立的な言葉というものよりも、歴史を考えながら現在を見、国々を見るわけです。そうすると中国から受けたものには、日本の発展に寄与する要素がたくさんあると思っています。大陸の文化との違いをもっと勉強しなきゃいけないのじゃないかというのが、私の考えです。

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
 
 
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