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世界へ羽ばたく
——若手作家・彭揚が来日
2019/01/24 13:53:16  文/李長声(『日本新華僑報』特約コラムニスト)
 
 

「平成」という年号が終わろうとしているなか、日本の国際交流基金の招きに応じ、新しい才能が光る若手作家彭揚が来日した。私は彼の日本でのメンターの役を引き受けた。そして、われわれは機会あるごとにいっしょに酒を飲んだのだが、彭揚は無口で、徐々に効いてくる酒のような男だ。

彭揚は安徽人だが、生まれたのは江蘇省で、幼い頃に軍人だった家族の転勤に伴って新疆に行き、小学六年生のときようやく安慶に戻ってきた。安慶は黄梅戯の故郷であり、彭揚の作家としての成長の起点でもある。中学に入ると周囲の生徒たちと同様、きちんとした制服を身に付け、自転車をこいで長江河畔のこの町を駆け抜けた。しかし子ども時代の長距離の移動は彼を活字中毒者に変えており、彼の中には依然として荒々しい声があった。

文学は彭揚の孤独を薄めてくれ、彼を慰めてくれた。彼は何作かの、小説と呼んでいいのかどうか分からない習作を文学クラブに持ち込んだ。安慶一中の「向未来文学クラブ」を指導していた教師はそれを読んだ後、倶楽部の入部届を持って彭揚のクラス担任のところに行き、こう言った。「この生徒は見たところ文才がある。彼の心は野性的で強靭だ」。

小説は彭揚の青春期をのぞく望遠鏡である。読書によって、彼はさまざまな時代、民族、文化、そしてそれらの寛容と自信を理解した。著述によって、彼は徐々に彼自身を形成した。高校生になると彼の処女作は雑誌『当代』に掲載され、彼は部員たちにより文学クラブの部長に選ばれた。

「高校生作家」としてデビューした彭揚であったが、北京電影学院に進学した後、ようやくはじめての著書を出版した。彼は小説だけでなく、エッセイ、ルポルタージュ、童話も書いている。評論家の李敬沢氏は「彭揚の作品には明るく輝く精神、透徹した情感があり、世界と気軽に生き生きとした対話をしている。題材によって彼の作品を定義することはできない。彼は多くの題材の中を自由に行き交う作家なのだ」と述べている。

彭揚は中国国内ですでに20冊以上の本を出版しており、文体、題材、スタイルはさまざまであるが、彼が最も愛しているのはやはり小説である。ここ数年、彼の短編、中編の小説は頻繁に『人民文学』に掲載されており、先月も長編の新作『故事星球』が出版されたばかりだ。彼も小説によって中国の文学賞を受賞している。

2013年末、彭揚は短編小説『灰故事』でプラダとイタリアの出版社フェルトリネリ社が共催する国際文学賞を受賞した。安徽省の江南水郷の風情に満ちたこの小説は一次審査でも最終審査委員会でも高く評価された。授賞メッセージには「幻想的な描写、手紙のやり取り、新聞記事によるこの小説は、川に浮かぶ美しい遊覧船、夜空にかかげられた灯籠、笹、コバルトブルーの月を見せてくれる」という一節があった。

小説は彭揚の望遠鏡であり、彼が目覚めながら夢を見る場所でもある。彼が世界のどこで書こうが、世界のどこを書こうが、いつでも読む人に彼の精神の中にある故郷の城壁と堀を感じさせる。そこが彼の起点であり、彼のよりどころなのだ。

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
 
 
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