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「フラリーマン」の夫を許せない日本の妻たち
2018/04/24 14:11:23  
 
 

日本政府はこのほど、「働き方改革」を推進し、退社時間を早めたり、残業時間を減らしたりする企業が増えている。ところが、この改革により、各家庭の悲しい現実が浮き彫りになる現象が起きている。日も落ち暗くなり、退社しても、まっすぐ家に帰ろうとはせず、公園でお酒を飲んだり、映画館やコンビニ、本屋などをフラフラしたりして時間つぶしをする男性が増えている。最近、NHKはこのような「フラリーマン」にスポットを当てた番組を放送した。番組の中で、男性は取材に対して、「一人の時間が欲しい」、「早く帰ると、妻の家事の邪魔になる」などと寄り道する理由を語った。一方、同番組を見た女性たちは、「こっちは自分の時間もなく育児しているのに、ちょっとは妻の気持ちも考えてほしい」、「一番大変な時間帯に寄り道をしているフラリーマンなんて、もってのほか」などと、「許せない」という声を寄せた。

 

なぜ寄り道するのか

東京で働いている田中さんも家にまっすぐ帰りたくない「フラリーマン」の一人だ。

田中さんは退社後に行ける場所を次々と探しており、はしご酒をしては、ウィスキーを片手に他の客としゃべったり、読書をしながらじっくり物思いにふけったり、静かに辺りを観察したりしている。

その理由について、「家庭には特に不満がない。でも、まっすぐ家には帰りたくない。会社では中間管理職としてのストレスもあり、1カ月のお小遣いも少なく、父親としての立場、一家の大黒柱としての責任もある」と田中さん。「家庭と会社だけを行き来する単調な生活から抜け出せる自分の時間がなければ、ストレスを発散する機会がない」という。

また、「妻が怖い」という理由で、すぐには家に帰りたくないとする男性もいる。ある50代の会社員は、「帰りたくないから、まず外で一杯やる。妻と結婚して20年以上になるが、妻は今でも周りが驚くほどの美しさを保っている。でも、僕は完全に彼女の外見に騙された。妻は私に対して厳しく、とても怖い」と肩を落とす。

中には、生活の変化で、心の拠り所を失い、「フラリーマン」になってしまった男性もいる。

例えば、神奈川県の営業マン山下さんは、3年前にペットが死んでしまったことで、「フラリーマン」になった。

小学生の双子の息子がいる山下さんは、「家族の中での立場は、子供が一番で、次が妻、その次がゴールデンリトリバーで、最後が僕。以前は、毎日退社後は家に帰って子供と遊んで、犬の散歩に行って、また家に戻っていた。でも、テレビのチャンネル権は妻にあり、夜ご飯も息子たちが好きなものばかり」と説明。

「それが悪いというわけではなく、少なくとも犬の散歩をしているときは一人の時間を楽しむことができた。嫌なことがあれば犬に話したりするというのも、ちょっとした幸せだった」。

しかし、2014年に愛犬が亡くなって、それから全てが変わった。リラックスできる時間というと、トイレとお風呂だけになってしまった。そして、いつの間にか、まっすぐ家に帰りたくなくなり、その日に終わらせる必要のある仕事がなくても、会社に残りたくなった。

 

妻たちの怒り

「フラリーマン」たちの発言に、妻たちはご立腹の様子で、「夜10時に、私が子供をお風呂に入れて、寝かしつけると、図ったかのように夫が帰ってくる。そんな時は、本当に腹立たしい」、「毎朝、早く起きてご飯を作ったり、子供の弁当を作ったりとバタバタしている。学校に行く子供を見送るとき、夫がのんびりと新聞を読んでいる姿を見ると、本当に怒りたくなる……」などと、不満を爆発させている。

ある看護師の妻は、夫について、「私は夜勤で、眠たくてたまらないのに、子供の世話をしている時に、あの人は自分が寝ることしか考えていない。夫が熟睡している姿を見ると、本当に殺してやりたくなる」とおかんむりだ。

現在、「熟年離婚」を選ぶ女性も増えている。

「熟年離婚」が増えている理由について、夫婦の気持ちが離れ、互いへの思いが冷めてしまうことが理由と言われている。若い時は一生懸命仕事に打ち込む日本の男性は、退職すると毎日何もすることがなく、暇をもてあまし、家庭では「粗大ごみ」と揶揄される。加えて、離婚しても年金分割によって、妻も年金を受け取ることができるため、お金の心配をする必要もなく、悩むことなく「熟年離婚」を選択する女性もいる。

16年4月、「夫に死んでほしい妻たち」という本が発売され、日本の女性の間で大きな話題となった。ある女性医師の集会では、多くの人たちが同書の作者に「夫に死んでほしい妻たち」というテーマの講演を行ってもらいたいとしていた。

 

自分を変えようとする男性も

現代の日本社会では、全体的に見ると、依然として仕事の内容は性別で決められる。しかし、女性の仕事に対する意欲が高まり、社会でも女性が活躍することが期待されるようになってきており、家庭と仕事を両立せざるをえない女性が増えている。このような状況下では、男性も家事や育児を担わなければならない。それにより、不満で一杯になってしまうという男性も増える。

家庭に対する不満だけでなく、女性びいきの社会に不満を抱いている男性もいる。映画館には女性専用席があり、地下鉄には女性専用車両があり、メンズ用品は8階より上にしか売っていないデパートもある。そのため、「差別されている」と感じる男性もいる。

一方で、退職後に離婚してほしいと言われ、悲惨な老後を送るのを避けるために、妻との良い関係を取り戻そうと、一生懸命頑張っている男性もいる。

結婚後はずっと専業主婦という吉岡さん(65)は、家事と子供に自身の全てを捧げてきたにもかかわらず、誕生日や結婚記念日に対して夫は無関心で、プレゼントを贈ってくれたことは一度もなく、夫への不満が爆発寸前となっていた。しかし、夫はそのことに気付き、退職後は料理教室に通い始め、家事も学ぶようになった。そのおかげで、今では、料理、掃除、ゴミ捨て、買い物など、ほとんどの家事をなんでもこなせるようになった。そのため、吉岡さんは、別の新しいことにチャレンジしたり、時々旅行に行く余裕もできるようになった。夫も家事をすることで、妻の大変さを理解し、妻を労わるようになったという。

 

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
 
 
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