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中国メディアの要請に応え
福田康夫元首相と李小林中国人民対外友好協会会長が対談
2017/11/30 16:53:10  文/本誌記者 呉暁楽
 
 

2017年8月20日午後、華人企業の黄山美術社企画、中国人民対外友好協会主催による『漢字三千年』巡回展の掉尾を飾る群馬展のセレモニーに出席した、中国人民対外友好協会の李小林会長と福田康夫元首相は、『人民日報海外版日本月刊』及び『日本新華僑報』の要請に応え、高崎市役所で対談を行った。本誌編集長の蒋豊が進行役を務めた。

 

異郷での再会

—— この度は、本誌編集部の要請をお受けいただきありがとうございます。 お二人は初対面ではないと思いますが、群馬でお会いになるのは初めてと存じます。今、どのようなお気持ちですか。

福田 そうですね。まさか私の故郷群馬県高崎市で李小林会長とお会いでき、このようにゆっくりとお話しができるとは思いませんでした。本日、『漢字三千年』群馬展のオープニングセレモニーでも申し上げましたが、李小林会長は中国の対外交流の重鎮であられます。この度は、群馬県にお越しいただき大変光栄に存じます。

 福田康夫先生は日本の元首相というだけでなく、中日関係の発展と中日友好に重要な貢献をされた日本の政治家でいらっしゃいます。この度、中国人民対外友好協会等の主催による『漢字三千年』展が群馬県で掉尾を飾ることにも特別な意味があります。ここは福田先生の故郷です。福田先生は北京からオープニングセレモニーに駆けつけて来られたそうですね。福田先生と異郷で再会することができ、大変嬉しく思います。

 

漢字は交流の架け橋

—— 漢字は中日、ひいてはアジア地域の交流史において重要な役割を果たしてきました。漢字の、当代の中日交流における役割についてどうお考えですか。

 『漢字三千年』展は中国人民対外友好協会と日本の各界の皆様との共催です。この文化の催しは必ずや日本の各界の皆様に喜んでいただけると思います。漢字の三千年の歴史は中日両国の文化交流と友誼を存分に体現していると思います。

福田 漢字は日中の文化交流、特に日中関係の発展に独自の役割を果たしてきました。今日においては、漢字文化の交流はもちろん、茶道や歌舞伎などの文化交流も進めていくことができます。日本の茶道の淵源は中国で、日本の歌舞伎と中国の京劇には多くの共通点があり、我々の共通の文化財です。

 『漢字三千年』展は日本の5都市で開催され、20万余の来場者がありました。このことからもこの展覧会の影響力がわかりますし、心の交流も促進できたものと思います。現在、アジアで漢字を使用しているのは中国、日本、シンガポール、韓国だけです。中国を除けば、日本が最も漢字を多く使っています。日本語を学んだことのない、日本語が解らない中国人でも、日本に来て漢字を見れば店名や商標などを理解することができます。中国の習近平主席は「人類運命共同体」を強く提唱し、「互通互連」を主張しています。漢字には中日両国の民衆の心を繋ぐはたらきがあります。

福田 そうですね。私もアジアの漢字圏、特に中日韓三カ国における漢字の役割を重視しています。私はかつて韓国人の提案で、日中韓三カ国共有の880の常用漢字を選ぶことを提唱したことがあります。現在、日韓関係は芳しくありません。中韓関係も悪化しています。改善には時間が必要です。しかし、日中韓には共通の文化基盤があり、漢字によってお互いの理解を深め国民感情を好転させることができると思います。

 私は、漢字は一つのプラットフォームであると思っています。日中韓三カ国、アジア地域で生活する人びとは、漢字を通して、我々が望んでいるのはともに発展することだと理解しています。今日、福田康夫先生と「友人」として一緒に写真を撮ったように、友となるべきで敵となるべきではありません。 歴史を振り返り、今を正視し、未来を展望することが、中国人民対外友好協会がこの度、『漢字三千年』展を開催した根本目的です。

 

文化が「一帯一路」を後押し

—— 2013年、習近平国家主席は「一帯一路」構想を提唱しました。2017年、安倍晋三首相も日本が「一帯一路」建設に参画することを表明しました。「一帯一路」を進めていく上で、文化はどのような役割を果たすことができるでしょうか。

 習近平主席が提唱する「一帯一路」建設の根本目的は、互恵共同発展です。中国の発展は周辺国の発展をもたらし、世界のパートナーとの共同発展を促進します。平和発展が唯一の選択肢であり、中国一国が発展しても仕方ありません。我々が目指すのは互恵、互通互助です。文化はまさにその基礎であり根本です。この度の「漢字三千年」展のように、文化は常に共通点を見出すことができます。先ほど福田先生も言われたように、茶道、演劇、舞踏といった共通する文化の交流が最も受け入れやすいと思います。

福田 私は、中国がなぜ「一帯一路」建設を提起したのかをずっと考えていました。それは中国の経済力の向上と活動範囲の拡大で、今後さらに向上、拡大させ、その基礎の上に国を発展させ、周辺国に発展をもたらしたい。それが「一帯一路」構想なのでしょう。

私は首相在任中、胡錦濤主席の訪日を招請し、我々は日中間の4つ目の政治文書に署名しました。文書では、両国は各分野での協力を強化するだけでなく、北東アジア地域の平和と安定の維持のために共に力を尽くし、アジア諸国の国民の相互理解と信頼を増進することを明確にしました。習近平主席が「一帯一路」構想を提起したことで、中国はより大きな責任を負うようになったと感じています。

 

「一帯一路」における金融協力

—— 「一帯一路」建設における重要な協力が金融協力です。日本でも最近変化が現れているように思います。今後の「一帯一路」における中日の金融協力についてどう予測されますか。

福田 50数年前、日本主導でアジア開発銀行(ADB)が設立されました。当時、日本の経済力は世界の4、5位でしかありませんでした。現在、中国は世界第二の経済大国です。したがって、中国が「一帯一路」建設の過程で、主導してアジアインフラ投資銀行(AIIB)を設立したのは、自国のためだけではなくアジア全体の発展のためでありましょう。日本が50数年前に設立したアジア開発銀行は、アジア地域の発展に一定の貢献をしてきました。50年後の今日、中国が主導して設立したAIIBもアジア地域のためにより大きな貢献ができるでしょう。中国が今後一層、「一帯一路」とAIIBの広報に注力されることを希望します。

 福田先生は素晴らしいお話しをされました。中国はAIIBの発起国の一つですが、それは中国一国の銀行ではありません。現在、当銀行への参加国は80数カ国にのぼり、多くの国から金融エリートが就任しています。中国は必ず国際金融発展規律に基づき、AIIBを発展させていくでしょう。それが、中国が世界と協力互恵、共同発展を最も具現できる一つの道です。

福田 日本はまだAIIBに正式には加入していませんが、日本の金融界は多くの側面から、AIIBへの協力を始めているようです。今後、いつ日本が加入しても驚かないでください。

 中国はいつでも歓迎します。

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
 
 
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