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私の日中交流史 その七
榎 善教 エノキフイルム社長
2017/11/30 15:23:46  
 
 

文化大革命が終息した1977年には、テレビアニメシリーズの海外配給において、当社は世界の50パーセント*を占めるに至りました。

テレビアニメーションのキャラクターに感情移入をして、演技をさせるという作品はかつてどこにもなく、日本のオリジナルでしたので、欧米に持ち込んだ当初はかなり違和感を持たれたのです。しかし、ひと度放映されると街頭に人影がなくなる程の人気となりました。

さて、中国には何を持って行こうかと中国中央電視台に相談したところ、先ずは実写のドラマが見たいというので、山口百恵の『赤い疑惑』を初めとした赤の5シリーズを持って中国入りしました。すると、これは是非にも放映したいと購入担当者が言うので、さっそく契約しましょうという事になりました。


中国語版の完成の祝賀宴(中央が私)

ここで驚いたのは、人民元の国外持ち出しは出来ないので、天津段通とのバーター取引を薦められた事です。しかし、私は絨毯屋ではないので、絨毯では困ると申し上げました。あるローカル局では、ジャガイモでどうかと真面目に尋ねられた事すらありました。困った私は、一旦東京に戻って思案の末、某電機メーカーを訪ねて、中国のテレビの電波を買って私の番組を放映する際に、貴社のCMを入れるのはどうかと相談したところ、そんなことが可能なのですかと大喜びされました。

こうした番組のセールス方法は、中国では初めてだったと思います。

この方法は中国各地の放送局で大受けし、私は行く先々で大歓迎されました。赤いシリーズに続いて、『コセイドン』、『猿の軍団』、『阿蘇の女』など相次いで披露して行きました。とりわけ、『阿蘇の女』は山西電視台が開局以来初めてのアテレコをしてみたいとの要望がありましたので、先ず山西大学の日本語科の先生に日本語台本を直訳してもらい、それをテレビ局のディレクターに口ぱくに合わせた放送台本にリライトして貰いました。キャスティングについては、山西電視台のニュースキャスターを声優として起用したり、全国各地の役者を招聘して、テレビ局の招待所(宿舎)に泊めて、1ケ月ほど掛けて中国語版を完成致しました。

『コセイドン』、『猿の軍団』は中央電視台から全国ネットで放映しました。

次に『鉄腕アトム』は電通との共同作業で日本の企業のCMを4本付けて放映しました。


山西電視台のディレクターと声優達

この頃は、中国に渡航するのに、ビザ申請に3ケ月も要するので放送に支障を来す恐れがありました。そこで、中央電視台の友人にビザなしで渡航するからと電話して、北京空港に出迎えて貰いました。また、北京駅から地方都市に行くのに、北京駅の国際室のおばさんと毎回タフなやり取りをしたものです。それでも、私は必ずその日の内に出発しました。諸外国の人達が、俺たちは一週間も通っているのに、どうしてお前だけがチケットを入手出来るのかと質問攻めに遇いました。恐らく放送資材を担いでいると言ったので、ご理解を頂いたものと思います。

今夜出発出来ないと河南の人達に約束した放送が出来なくなると言ったような事が殺し文句になったのでしょう。でもそれは本当の事でした。

さて、山口百恵の『赤いシリーズ』は文字通り爆発的な人気となりました。

私は行く先々で記者会見と歓迎会で迎えられ、茅台酒の乾杯続きで深酔いして困りました。

*日本放送出版『テレビの中の外国文化』川竹和夫著 1988

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
 
 
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