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中国アニメは日本のレベルに追いついたか
2016/12/27 13:19:32  
 
 

アニメーション映画「君の名は。」を携えて、新海誠監督が中国伝媒大学で11月22日、交流会と同映画の発表会を行った。同発表会の中で、中日のアニメ映画のレベルの差について話題が及んだ際、新海監督は、「アニメ映画『大魚海棠(Big Fish & Begonia)』と『西遊記之大聖帰来(MONKEY KING HERO IS BACK) 』の予告を見てみたが、日本のアニメ技術が中国のはるか先を行っているとは思えなかった。使用されているソフトウェアや技術面でも、日本とほとんど同じレベルに達している」と語った。しかし、日本アニメやディズニーアニメファンたちは、新海監督の発言を否定している。

 
『人民網』より

中国アニメは本当に日本のレベルに達したのか

翻訳が間違っていなければ、新海監督が話の中で強調しているのは「ソフトウェアと技術」だ。この話は問題として取り上げるようなものでもなく、議論する価値のあるものでもない。

映画作りのソフトウェアや技術はとっくにグローバル化・ネットワーク化されており、それよりもさらに重要となるのは資本化だ。資金不足とはほぼ縁が無い中国の映画業界からすると、一般的な映画制作会社並みの技術レベルにはすでに達しているといえるだろう。

「安っぽい特殊効果」の国産映画の時代は終焉を迎えたと言え、例えば、現在絶賛上映中の映画「ドクター・ストレンジ」を手がけた英国の特殊効果会社「Framestore」は、映画やテレビ番組などを製作する中国文投控股公司に1億8700万ドル(約211億3000万円)で買収された。

「技術レベル」と資本が直接的に関係してくることは確かだが、技術力の運用とオリジナリティーあふれる創作力こそが「作品レベル」を決定する根本的な要素だといえるだろう。

中国資本はグローバル化の道を歩んでおり、各地のアーティストたちによるプラットフォームを飛び越えた連携はもはや一般的になりつつある。しかし、中国人独自の文化の創造や発展は自分たちの手にかかっている。それゆえ、中国アニメの発展ぶりに関して、おごり高ぶることもないし、非難したりがっかりしたりすることもない。

しかしながら、「大魚海棠(Big Fish & Begonia)」や「西遊記之大聖帰来(MONKEY KING HERO IS BACK) 」を見たことがあり、日本アニメを理解している中国人なら、新海監督の前述の発言は日本人の謙虚な態度から来ていることが分かるだろう。

しかも、ここ十年来で観客の反響が最高で、高い品質で制作された一作品と日本アニメにおける平均レベル作品を比べても、中国アニメに足りない部分はまだたくさんあることは明らかだ。

「西遊記之大聖帰来(MONKEY KING HERO IS BACK) 」はストーリー構想に8年、製作に3年かけており、「大魚海棠(Big Fish & Begonia)」は12年前から構想を練っていたとしている。これらはどちらも「人の気持ち」というものをそのテーマとしている作品だ。

しかしながら、これは却って中国アニメの産業レベルの低さをという現状を露呈させている。新海監督は2、3年で一つの作品を製作しており、そのレベルはどんどん上がってきている。このことは監督自身の創作力だけを体現しているのではなく、日本のアニメ産業の良質な発展を象徴していると言えるだろう。

アニメは日本の三番目に大きい産業となり、年間の売り上げは230兆円で、GDPの10%を占めている。しかも、日本のアニメ産業はアニメ、マンガ、ゲームを分けることはせず、基本的に均等に取り扱っている。漫画家が有名なマンガ週刊誌に連載したマンガが人気作品になってから、テレビアニメ化、DVD化(OVA、オリジナル・ビデオ・アニメーション)、映画化(劇場版)などのさまざまなメディアスタイルを段階的に踏んでいく。

さらに、フィギュアやゲームなどの多くの関連商品も作られる。中国のアニメ製作や産業は工場スタイルで、野放図な状態にすぎず、模倣や盗作といった現象がいまだに後をたたない。粗悪品を作り続け、プロジェクトを立ち上げることで国家政策が補助するというような悪辣な現状はさらに言うまでもない。

「喜羊羊与灰太狼(シーヤンヤンとホイタイラン)」や「熊出没」、「巴啦啦小魔仙」などのアニメ作品は中国の特色があり、中国人の間で人気を集めている。しかし、これらのアニメ作品は日本アニメと比べるとどこか物足りなさを感じる。

「NARUTO」や「ONE PIECE」、「陰陽師」などは人気が高いだけでなく、作品によっては長期間その人気が全く衰えない。これにより日本アニメがリードする「二次元文化」が中国でアニメを非主流から主流へと向かわせたことを理解するのは難しくないだろう。

師の技術を学び、師を超える。そのためには、中国のアニメ業界人は技術や人間の気持ちなどを兼ね備えた芸術的創作力を結集する必要がある。20~30年前に始まった日本サッカーはこのようにして中国を追い抜いていった。

だからこそ、「君の名は。」が上映されるにあたり、中国アニメの業界人はいかに心こめて作品を作り、一歩一歩着実にその歩みを進め、日本アニメに一生懸命追いつくかという点について学ぶべきであり、好評価にうぬぼれ、ネットユーザーの評価コメントに目的を見失い右往左往すべきではないのだ。

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
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