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コラム
 
 
 
 
日本のノーベル賞科学技術について(その22)~中村修二博士~
~ 孤高の物理学者が青色LEDを発明~
藤原洋 株式会社ブロードバンドタワー 代表取締役会長兼社長CEO
2016/10/26 12:00:35  文/藤原洋
 
 

1994年当時、私は、MPEG(デジタル動画標準)の研究者として日亜化学の中村博士を訪問し、HDTV用DVDに必要な青色レーザーの見通しに関する議論をしました。とても有意義な議論でした。あれから20年後、朗報が飛び込んできたのでした。

スウェーデン王立科学アカデミーは、2014年10月7日同年のノーベル物理学賞を赤崎勇・名城大学教授、天野浩・名古屋大学教授、中村修二・米カリフォルニア大学教授(1954年生まれ、当時60歳)に授与すると発表しました。青色発光ダイオード(LED)の発明と実用化に貢献した業績が高く評価されました。

授賞理由は「明るくエネルギー消費の少ない白色光源を可能にした高効率な青色LEDの発明」で、「20世紀は白熱灯が照らし、21世紀はLEDが照らす」とのこと。

LEDは1960年代に赤色、次に緑色も実現しましたが、青色は遅れ、あらゆる色の光を作り出せる「光の3原色」がそろわず、「20世紀中の実現は不可能」とまでいわれていました。

その壁を破ったのが赤崎氏と天野氏ですが、品質のよい青色LEDの材料を作るのが難しく、国内外の企業が取り組んでもうまくいかず、両氏は「窒化ガリウム」という材料を使い、明るい青色を放つのに成功しました。中村氏はこれらの成果を発展させ、安定して長期間光を出す青色LEDの材料開発に乗り出し、素子を作製し、量産化に道を開き、当時在籍していた日亜化学工業(徳島県阿南市)が93年に青色LEDを製品化に成功したのでした。

日本の強みである材料技術がLEDの光の3原色が揃い、LEDによるフルカラー表示が可能となりました。電気を直接光に変えるLEDはエネルギー損失が少なく、素子そのものが光るので電子機器の小型・軽量化に大きく寄与しました。こうして、薄くて省エネのディスプレイなどデジタル時代の幕が開きました。3原色を混ぜ、自然光に近い白色光も再現できるようになったため、地球温暖化を防ぐ切り札のひとつになったのでした。

授賞式は12月10日にストックホルムで開く。賞金800万クローナ(約1億2000万円)は3氏で分けられました。

赤崎氏と天野氏が一歩早く青色LEDの開発に成功しましたが、輝度の高い照明に使える能力を持つ半導体結晶膜の生成に成功したのは中村氏が先だったとされています。

中村氏は、1979年徳島大学修士課程修了後(1994年博士)、日亜化学工業入社・開発課に配属、1988年4月から1年間米フロリダ大学へ留学し、MOCVD(有機金属気相成長法、Metal Organic Chemical Vapor Deposition)を学び、小川信雄社長の理解を得て、約3億円の開発費をもとに、赤﨑・天野論文から得たヒントをもとにGaN(窒化ガリウム)を基本として世界に先駆けて実用レベルの高輝度青色LEDを発明・開発したのでした(1992年ダブルヘテロ構造GaNで青色LEDの発光に成功、93年1cd・94年2cd製品化)。その後、2000年にカリフォルニア大学サンタバーバラ校 (UCSB) 材料物性工学科教授に就任し今日に至っています。

藤原 

<Profile>

1954年、福岡県生まれ。京都大学理学部(宇宙物理学科専攻)卒。日本アイ・ビー・エム株式会社、日立エンジニアリング株式会社、株式会社アスキー等を経て、株式会社インターネット総合研究所等を設立し、現職。96年、東京大学より工学博士号を取得。現在、SBI大学院大学副学長教授、慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授。

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
 
 
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