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編集長インタビュー
 
 
 
 
日本のアニメが繁栄を続ける理由
吉田 力雄 株式会社トムス・エンタテインメント特別顧問に聞く
2016/10/26 11:25:58  文/本誌記者 蒋豊
 
 

中国には『名探偵コナン』に魅せられたアニメファンがどれだけいるだろうか。今回は『名探偵コナン』のビジネスプロデューサーであるトムス・エンタテインメントの吉田力雄特別顧問を取材した。トムス・エンタテインメントは、日本のアニメーション業界の大手製作会社であり、初期の日本アニメの発展に際立った貢献をしてきた。豊富な経験と歴史を有し、海外事業においても多くの名作を多く紹介している。

 

アニメキャラクターは年を取らない

—— 日本のアニメは世界を席巻し、中国にも多くのファンがいます。近年は日本のアニメをきっかけに日本に留学に来る中国の若者が増えていますが、日本のアニメの人気の理由は何だとお考えですか。

吉田 社会環境やメディアが変化しても、人々の喜怒哀楽は変わりません。日本のアニメには様々なジャンルがあって、誰にも共感する好きな作品があります。

子どもの頃に見たアニメのキャラクターや自分のなかのヒーロー・ヒロインは、大人になってもずっと変わらない存在です。『名探偵コナン』の原作的では、半年間のストーリーですが、放映が始まってもう20年経ちます。

日本のアニメーション作品は、クオリティーが高く、ストーリー性に富んでおり、キャラクターは歳を取りません。さらに、アニメには夢と現実を結び付ける力があります。例えばコスプレです。多くの海外のアニメファンが日本のアニメキャラクターのコスプレをして、ローカライズされたアニソンを歌っています。

 

ストーリー性が人気の秘密

—— 日本には多くのアニメ制作会社がありますが、御社の強みは何ですか。

吉田 私は当社で38年間働いてきましたが、トムス・エンタテインメントの代表作品には『巨人の星』、『アタックNO.1』、『エースをねらえ!』、『あしたのジョー2』等のスポーツ根性ものがあり、若者の情熱と逆境の中での不屈の精神が人々に勇気を与えてきました。日本の有名なプロ選手も、これらの作品を見て、プロを目指したと聞いております。

当社はさらに、『家なき子』、『宝島』、『フランダースの犬~ぼくのパトラッシュ~』、『わたしとわたし~ふたりのロッテ~』等、名作も製作してまいりました。

昨今、アニメ作品の多くがマーチャンダイジング路線で、商品化に力を入れていますが、われわれはストーリーアニメ重視で製作してきましたので、時代を超えて人気の衰えない作品を多く保有しています。

トムスの重要IP、『アンパンマン』、『名探偵コナン』、『ルパン三世』が3本柱です。『キャッツアイ』、『ガンバの冒険』等、ストーリー性が強いというのがトムス作品の特徴です。

 

目を見張る中国アニメの成長ぶり

—— 「アニメ」は既に世界共通語になりました。御社は早くから海外市場にも目を向けてこられましたが、今後、中国市場への展開についてはいかがですか。中国に行かれたことはありますか。

吉田 当社は40数年前から海外展開していますが、中国に関してはまだまだ弱いです。中国は広大で人口も多く、マーケットとして大きな魅力がありますが、メディア検閲(センサーシップ)による規制と承認を得るまでのプロセスに時間がかかります。明確なレーティングシステムの構築と規制緩和を期待して、今後はポジティブに日本のアニメ作品を受け入れるようになるだろうと思っています。

最近、中国の富裕層の間では日本観光が人気ですが、アニメ関連商品を買っていく人も少なくありません。何を買うかをリサーチして来日しています。これは良いトレンドだと思います。

以前、中国の大連の大学に講演に行ったとき、日本に一度も行ったことがないのに流暢な日本語を話す女子学生がいました。なぜ日本語がそんなに上手なのと尋ねると、日本のアニメを見て覚えたと言うのです。発音もきれいで、日本の若者より丁寧な言葉遣いでした。

また、アニメ産業特区を視察。技法は高く画像も素晴らしかったです。手塚治虫先生も中国アニメの影響を受けていたと言われていますね。近年の中国のアニメ制作のレベルとスピードは称賛に値します。

最近では、上海ローソンでの「名探偵コナンSHOP」、高島屋の「名探偵コナン展」の動向視察に訪れました。

 

次の100年へ任重くして道のり長し

—— 特別顧問は日本動画協会の副理事長です。2017年は日本のアニメ100周年ですが、次の100年へ向けての展望をお聞かせ下さい。

吉田 はい、来年、2017年は、アニメ100周年となります。アニメ100年の歴史と先人たちの熱き想いを後世に伝えたいと思っております。アニメの歴史と文化をデータベース化することで、アニメの価値を可視化して、日本のアニメ文化とその創造力を後世に継承するとともに世界へ発信、未来へ繋げることを目指します。もちろん製作会社としては、良い作品を創り続けることを使命としております。

2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されますが、日本のアニメーションも一層フォーカスされると思います。データベース化は、継続的な作業となりますが、アニメ100年をきっかけにビジネスへの利活用可能な情報、国内外の権利関連情報のありかた、世界に発信するためのローカライズについての検証を進め、NEXT100に向けてシステム構築を目指していきたいと思っています。

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
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