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編集長インタビュー
 
 
 
 
日本のDNAを受け継ぐ現地化で 中国に快適なオフィス空間を創造
藤拓也 株式会社フロンティアコンサルティング執行役員に聞く
2016/07/21 17:21:32  
 
 

オフィス環境を手がけるフロンティアコンサルティングの社内に足を踏み入れると、まず心地よさが感じられる。休憩エリアは日本で流行している北欧テイストで、オフィスエリアはシンプルなスタイルではあるがかなり凝っている。特筆すべきは、オフィスのドアの前に置かれた黒いガラスの壁だ。ガラスに触れると各部署の名称が現れ、訪ねる部署を指でタッチすると、電話がつながる仕組みだ。まるでハリウッド映画の中にいるような気持ちになる。フロンティアコンサルティングのオフィスが提供するのは温かさと実用性と科学技術とが結びついた新感覚である。昨年、同社は中国市場に着目し上海に進出した。先日、同社に藤(とう)拓也執行役員を訪ねると、「中国では当社のDNAを受け継ぐ現地の方を営業トップに採用し、現地化をはかることが必要です」と語った。

求められているのはオフィスの「多様化」

—— 人は視覚、触覚などの五感を通して情報を受け取り、脳を介して心身に影響を受けています。空間がそこにいる人間にどのような影響を与えると思われますか。

 五感の中で視覚は大きな部分を占めると思います。緊張させる色だったり、くつろがせる色だったり、スタイリッシュと感じさせたりというような効果が視覚にはあります。例えばベンチャー企業ではデザイン性の高いエントランスを好み、それによってオフィスは来訪者や従業員の感情面へダイレクトに影響を与えます。そういう面で視覚の影響力は一番大きいと思います。

聴覚の部分では、図書館のような空間のほうが集中できるという方もいれば、カフェのようにワイワイガヤガヤのほうがリラックスできる、集中できるという方もいます。当社ではBGMを流しているのですが、カフェのような空間でリラックス効果を出すことも、空間が与える影響という点では大きいと思います。

また、採光条件も大切な要素です。窓面が多く、日が当たるオフィスは、精神的に心の安らぎを感じさせますし、実際にうつ対策になるとも言われています。

—— スタッフ一人ひとりが活き活きとして生産性や創造力を最大限に発揮する場所がオフィスですから、社会生活や企業活動を支える基盤ともいえます。現代人はどのようなオフィスを求めていると思われますか。

 キーワードは「多様化」です。オフィスが要らないという会社もあります。リモートワーク――在宅勤務ですね。オフィスで人としゃべらなくても成り立つ仕事もあれば、スタッフが物理的なコミュニケーションをとらなければ業務がはかどらない会社もあります。

現在では、一日いっしょに仕事をしていても、今日はもう少しみんなとしゃべりたいとか、ミーティングしたいとか、いろいろな働き方と個人の感性がどんどん広がり、仕事の仕方もそれぞれです。それが多様性につながるのではないかと思います。当社ではオフィスの「多様化」に対応できるよう工夫しています。きれいで、かっこよくて、デザインがよいオフィスをつくればいいという時代ではないと感じています。

中国人と日本人が求めるオフィスの違い

—— 昨年から中国・上海に進出していますが、オフィスに対する考え方で日本との違いはありますか。

 あります。一番感じたのは、中国の方は好奇心が旺盛で、西洋のデザインとか文化がお好きなのかなということです。新しくてゴージャスなものを好むようです。日本もそうしたオフィスがありますが、日本で今流行っているのは北欧系や、木を使ったナチュラルなデザインです。ちょっと淡い色の木目の中にビタミンカラーといわれるビビッドなカラーがちりばめられている、それだけでちょっとおしゃれに見えるみたいなものです。

日中両国のオフィスで特に違うところは、日本のオフィスは集団性を重視しますが、中国では自分の部屋、自分の席が非常に重要だということです。当社のオフィスで、私のスペースは1メートルしか幅がありません(笑)。でも、それでいいと思っています。それよりも自由に動き回って働けるスペースがあるオフィスが好きなんです。

—— 今後の中国展開をどのようにお考えですか。

 やはり次は北京ですね。先輩に聞くと、南の広州や深圳もビジネスチャンスがあると言います。事業は上海だけに限らず、中国全体を見なければいけません。中国は今後の世界最大の最も重要なマーケットであると思います。

その上で重要なことは現地化をはかることです。中国人スタッフに日本の本社できちんと業務を学んでいただき、当社のDNAを受け継ぐ方にトップに就いていただいて、後は現地の方を採用して行くつもりです。これをやらないと中国ではうまくいかないと考えています。

理解したら中国人が大好きになった

—— 貴社の社員の平均年齢はかなり若いようですが、やはり若い人たち向けのオフィスづくりをされているのですか。

 そうですね。当社の社員の平均年齢は20代後半から30歳前後でしょう。若い人が多いので、クライアントも若い年齢層が多いです。さきほどお話した中国と日本の違うところですが、日本のベンチャー企業では経営者のトップダウン方式というパターンが多いのですが、社員規模100人以上になると、担当社員の意見が尊重されます。しかし、中国では企業規模の大小にかかわらず、力を持った人が決定します。これも中国企業と日本企業の違うところですね。

—— 中国人に対する印象はいかがですか。

 中国に関心を持ったのは3~4年前です。当時、大連で400坪のオフィスのプロジェクトに取り組みました。

実際に中国に行ってみて、それまでニュースなどで聞いていた印象とは全く違っていて、中国人に対する見方が変わりました。理解できた後は中国人がとても好きになりました。今では中国から日本に帰ってくるたびに、何か窮屈に感じられる瞬間があるほどです。

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
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