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国際秩序と中国の役割中国は世界の脅威か
2016/03/23 12:42:49  
 
 

世界では中国に関してこんな疑問がささやかれている。中国は、世界秩序における米国の指導的地位に挑戦しようとしているのではないか。現在の世界秩序と並行するもう一つの世界秩序を作り出そうとしているのではないか。我々の答えはもちろん「ノー」である。中国は国際秩序の一員である。だが双方が口にしているのは同じ「秩序」なのだろうか。こちらの「秩序」とあちらの「秩序」は違うもののようにも見える。


昨年9月訪米中の習近平主席

「米国指導下の世界秩序」と言われるものには3つの柱がある。第一に、米国式の価値観であり、これは「西洋的価値観」とも言われる。第二に、米国の軍事同盟体系である。これは、米国が世界で「指導」的な役割を発揮する安全面での基盤となる。第三に、国連を含む国際機関である。この「世界秩序」と言われるものは、国際政治においてその歴史的起源を持ち、現代世界においてその役割を発揮している。米国は長期にわたってこの秩序において指導的地位を占め、そこから利益を得てきた。だが経済のグローバル化が進み、国際政治が断片化を深める今日、この「世界秩序」はますます多くの現実的挑戦に直面するようになり、全面的で有効な解決プランを提供することはますます難しくなっている。

政治レベルでは、米国が推進する西洋的価値観に基づいたやり方は多くの地域で適応の困難に直面している。とりわけ一部の中東諸国では、古いレジームが打ち破られた後、新たな社会的枠組みがなかなか構築できないという問題が起こっている。こうした国々は深刻な動乱に陥り、動乱は国外にも広がっている。防衛分野では、米国の主導する軍事同盟体系は往々にして、同盟国の安全面での利益を非同盟国の安全面の利益の上に置くことで、地域が抱えている問題をさらに複雑にする新たな要素を加えている。経済レベルでは、2008年に起こった国際金融危機によって国際経済統治の欠陥が明らかとなり、世界統治の改革プロセスは主要20カ国(G20)が牽引するようになった。

こうした状況を背景として、経済規模の増大と世界における影響力向上の著しい中国が、いかなる立場を取るかに、人々の関心が集まっている。中国の指導者は、既存の国際秩序を支持するとの立場を繰り返している。だが中国人が使っているのは「国際秩序」という言葉であり、「世界秩序」という言葉ではない。これが指すのは、国連憲章の目的と原則を核心とした国際的な秩序と体系である。中国は、既存の国際秩序に帰属感を持っており、その創始者の一つであると同時に、受益者・貢献者でもあり、さらにはその改革の参加者でもある。

習近平主席は昨年9月、米シアトルで講演した際、「世界では多くの国々、とりわけ数多くの発展途上国が、国際体系がより公正で合理的な方向へと発展することを望んでいる。だがこれは(既存の体系を)ひっくり返してもう一度やり直すということでも、ほかにもう一つの体系を作り出すということでもなく、時代とともに進化し、これを改革・改善していくということだ」と語った。

中国は、国際秩序に欠けている分野について、自らの解決プランを提示している。「一帯一路」(1ベルト、1ロード)構想とアジアインフラ投資銀行(AIIB)は、中国が世界に提供する重要な新型の公共財である。これらは排他的なものではなく包括的なものであり、勝者の総取りをねらうものではなく協力とウィンウィンの実現をはかるものである。これらの運用プロセスは、国際的に認められた準則にのっとり、現行の国際的なメカニズムの経験と教訓を十分に汲み取ったものであり、発展途上国の利益と関心をよりバランス良く反映したものとなる。


中国国防部の記者会見の様子

中国と米国は世界的な問題において幅広い共通利益を持っている。双方はいずれも国連の役割を支持しているし、世界的な挑戦への対応にあたっても相手との協力を必要としている。昨年、中米双方の合意が率先して達成されたことは、国連気候変動パリ会議(COP21)の成功の土台を固めた。だが中国は、米国の指導する「世界秩序」を全面的に受け入れるわけにはいかない。中国は、中国の政治制度に対する米国とその他の西側諸国による排除と制止に反対する。中国は、共同での安全を主張しており、排他的な集団的防衛によって世界を再び分断することには賛同しない。

世界では今後、権力がより分散し、直面する挑戦はより複雑なものとなる。世界は変化を必要としている。こうした状況において、各方面の利益の追求や統治意識を最大限に受け入れることのできる共同の屋根といったような、より包括的な秩序の枠組みを構想することはできないかを考える必要がある。

中国が平和発展の道を堅持することに揺るぎはない。世界の経済と安全の様々な不確定性に直面する中、中国は、自らの注意力が過度に分散することを望んでおらず、中国の平和的発展の外部環境が逆転することも望んではいない。もちろん中国の受け入れられない挑戦や脅威が出現した場合には、多くの手段やルートを通じてこれに対応することとなる。

中国人は「定力」を重視する。忍耐強く、時機と条件が整うのを待って判断するということである。最も重要なのは、まずは自らの事柄をきちんとやり遂げるということである。経済成長と繁栄を促進し、人々の幸福を増進することである。自身の能力が高まるにつれ、中国は、地域と世界の平和と発展により大きく貢献できるようになるだろう。中国は同時に、学習を続け、世界とより良く意思疎通できるようになる必要がある。

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
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