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日本のノーベル賞科学技術について(その12)~南部陽一郎博士~(第1回)
~物理学分野を超えた自発的対称性の破れで2008年ノーベル物理学賞!~~南部陽一郎博士1/2、小林誠博士1/4、益川敏英博士1/4の貢献比率~
藤原洋 株式会社ブロードバンドタワー 代表取締役会長兼社長CEO
2015/12/23 15:22:02  文/藤原洋
 
 

2008年10月7日ノーベル物理学賞を南部陽一郎博士、益川敏英博士、小林誠博士の3人の日本人が受賞というニュースが流れました。受賞のインタビューで益川博士が、「・・・南部先生と同時に受賞するなんて夢のようだ・・・」と話されたのが強く印象に残っています。その後、益川博士とは、じっくりとお話をする機会がありましたが、「南部博士は、凄い人!」を強調しておられました。益川博士から聞いた、南部博士の凄さとは、東京帝大を1942年に卒業、1年間助手をされた後、兵役へ。帰京後、東大の研究室に大学院特別研究生として、無給で研究を続け、1949年に大阪市立大学理工学部助教授に就任、1950年同大学理論物理学教室教授、1952年渡米、プリンストン高等研究所へという頭脳の明晰さに加えてすさまじい逞しさといえます。

私の生まれた年の1954年(33歳)にシカゴ大学に移籍し、1956年助教授、1958年教授(37歳)という道を歩まれました。シカゴ大学は、89人ものノーベル賞受賞者を輩出している大学です。私も今年から、年に2回開催されるシカゴ大学の自然科学研究部門の外部委員となり縁を感じています。

南部博士のデビュー戦の論文が、統計力学での2次元Ising(イジング) モデルの厳密解を解いた論文で、オンサーガー博士のノーベル賞論文にタッチの差で遅く、第2論文は、ノーベル賞級とも言われ、朝永振一郎博士よりも先に、量子電磁力学の問題を解決する論文でした。朝永博士は、検証できる範囲を限定して、3か月後に厳密な論文を提出、繰込み理論としてノーベル賞を受賞されたのでした。

南部博士のノーベル賞の「自発的対称性の破れ」を証明した南部理論とは、『質量起源の問題』(物質の重さはいかにしてうまれたのか?)の解となる、『自発的対称性の破れ』によって素粒子が質量を得るからだというものです。現代素粒子論では方位磁石群と似た場として「ヒッグス場」を仮定し、宇宙は、『自発的に対称性の破れたヒッグス場で埋め尽くされている』『ヒッグス場が向きを揃えて満ちている』とされています。その証拠を探る実験が2008 年からスイスにあるCERN( 欧州合同素粒子原子核研究機構)で開始、2013年に95%の確率で発見されたと発表され、ピーター・ヒッグス(1929年~、英理論物理学者、エディンバラ大学名誉教授)博士は、2013年のノーベル物理学賞を受賞しました。

南部理論に基づく素粒子の質量起源を与える「ヒッグス場の自発的対称性の破れ」が提唱され、現在では、南部理論における核子をクォークに置き換えたものが、スーパー・コンピューターで確認されています。(つづく)

藤原 

<Profile>

1954年、福岡県生まれ。京都大学理学部(宇宙物理学科専攻)卒。日本アイ・ビー・エム株式会社、日立エンジニアリング株式会社、株式会社アスキー等を経て、株式会社インターネット総合研究所等を設立し、現職。96年、東京大学より工学博士号を取得。現在、SBI大学院大学副学長教授、慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授。

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
 
 
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