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「ネットバンキングは既存の金融機関に取って代わる」
楽天株式会社金融サービス開発部・袁飛、栾承澍両氏に聞く
2015/12/23 14:15:08  文/本誌記者 王鵬
 
 

世界では今、まさにネットから生まれた連鎖的な産業革命が進行中だ。この革命では、アメリカや中国が巨大な経済規模と開拓した経済政策で世界の先頭を走り、グーグル、フェイブック、アマゾンなど新興ネット企業が世界をリードしている。

このICT(情報通信技術)が引っ張る産業革命は急速に日本社会をも変えており、産業構造と経営方式に大きな影響を与えている。今回は日本の電子商取引市場で最大のシェアを持つネットサービス企業の巨頭・楽天株式会社に注目した。

楽天株式会社は1997年に設立され、2000年にはジャスダック上場、2004年にはプロ野球チームを買収した。2011年楽天グルーブ全体の経済流通規模は1兆円を突破、2013年には楽天イーグルスがプロ野球日本一に輝き、同年東証一部に上場した。

現在、楽天グループは1億人を超えるユーザーを擁し、アクティブユーザーも1500万人以上いる。

2015年、楽天のインターネット金融業の展開は猛烈なスピードで進んでおり、アメリカ、台湾、EUで銀行ライセンスを取得、台湾では独立したクレジットカード会社を設立して業務を行っている。日本国内では、楽天はすでにネット銀行、楽天カード、楽天証券、電子マネーEdyなどの金融サービスをおこなっている。特に楽天カードは5年連続で日本での顧客満足度ナンバーワンのカードとなっており、1000万人近い会員を擁している。日本では平均6秒間に一人が楽天カードを申請している。

今回、楽天株式会社金融サービス開発部で楽天カードシステムサービスとオペレーション部門の重要な職にある二人の精鋭華人にインタビューすることができた。

袁飛氏は1979年中国・河北省生まれ、2001年に吉林大学計算機系を卒業し、2007年に富士ゼロックスグループに入社、2008年には徳島大学大学院で工学博士号を取得、2010年は楽天グループに入社した。袁飛氏は楽天での5年間で、グローバル開発環境推進室室長、グループ核心サービス部門マネージャーを歴任し、金融サービス開発部ではじめての外国籍マネージャーとなった。主に楽天カード申請業務、会員サービス業務のシステム設計、開発、運用を担当している。

栾承澍氏は1980年台湾生まれ、1994年にカナダに移民し、2002年にはブリティッシュコロンビア大学電機学部を卒業、2006年にはアメリカの南カリフォルニア大学で修士号取得、2007年ソニーに入社しグーグルとの提携やソニーのスマートフォンのアンドロイドのシステム構築を担当した。2015年1月に楽天に入社、金融サービス開発部の二人目の外国籍のマネージャーとなり、楽天カードのスマートフォンアプリ開発と運営、ビッグデータの分析と応用を担当している。また同時に楽天グループの戦略検討部門に着任、楽天を代表して、破壊力を持つ革新的新興企業と新しいネットサービスの提携ができないかを検討している。

金融事業はネット企業の稼ぎ頭

—— 現在、ネット金融が特に注目されています。アリババの大部分の収益は実際はアリペイや余額宝(アリババのオンラインMMF)など金融業務によって上げられたものです。楽天の金融商品の展開プランと到達予定の収益モデルはどのようなものでしょうか。

袁飛 個人的な見解ですが、世界で最も金が稼げる業界は金融業であり、それは永遠に変わりません。一つの経済体の規模が大きくなれば、金融の分野に参入すべきです。もし自分でやらず他人の金融機関を使えば手数料などがコストになりますが、自分でやるのなら、手数料は利益になります。

 


 袁飛氏

ですから、楽天は10年前に金融業務の構築を開始しました。当時はこの部分で利益は上がりませんでしたが、楽天はクレジットカード会社を買収し、銀行を買収し、続けて保険会社、証券会社を買収してシステムを構築し、基本的には一体化しました。現在、楽天グループの金融業務部門の利潤は電子商取引とほぼ同じになりました。クレジットカード、電子マネーとオンライン決済が現金授受に取って代わるのは必然の趨勢です。

中国社会の信用システムもまた必然的に迅速に形成されるでしょう。われわれはこの業界の核心的業務のなかで、電子商取引とネット金融とが互いに促進し合うという生存系システムと利益モデルをよく理解しています。電子商取引とネット金融は生まれついてのペアであり、実力を持つ電子商取引企業がこの領域を放っておくはずはありません。アリババは2、3年のうちに中国で銀行のライセンスを申請し、クレジットカード業務も行うことを私は確信しています。

—— ネット金融は既存の金融業と比べるとどんな点が有利でしょうか。

栾承澍 まず、便利で早く、効率が高いことです。既存の銀行の手続きや審査には一連の手続きが必要ですが、ネット金融ではネット上で電子認証をするだけです。

また、コストの節約のため、ネット金融は既存の銀行よりさらに優待があります。例えば楽天にも住宅ローンがありますが、銀行より利率が低いだけではなく、楽天銀行でローンを借りると大量の楽天ポイントが得られ、そのポイントでネットショッピングができますから、ユーザーの利益も大きいのです。理性的な消費者であればみなコストパフォーマンスの良いネット金融企業を選択するでしょう。

ですから、今後の発展傾向から見てネット金融は既存の銀行に取って代わり、全世界でさらに有効な、さらにスピーディーな金融モデルと秩序を形成するでしょう。その流れはもう食い止められません。保守的な人たちは多くの財力と力がありますが、一時的に阻止できるだけでしょう。自ら起業しようとする人たちはデータを利用してその趨勢を理解するだけで、大きな成功を収めることができるでしょう。


栾承澍氏

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
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