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若年化する中国の住宅購入者
2015/09/17 18:32:01  
 
 

調査によると、今年第2四半期(4~6月)に住宅を購入した人のうち、30歳以下の若者が占める割合は前年同期比2ポイント上昇した。住宅を購入した若者のうち、学校を卒業してすぐに買った人は、非常に少ない。毎日多くの購入希望者に接する広州・新塘新世界のマーケティング担当者によると、たとえ人気のマンションでも、「卒房族(卒業してすぐに住宅を購入する人)」の割合は5%にも満たないという。

住宅を購入する若者は増加

中国ではここ数年、IT、アミューズメント、金融・投資、新エネルギー、医薬などさまざまな新興産業が猛烈な勢いで発展しており、それにつれて「年若き」富豪の数も増える一方だ。中国の長者番付「胡潤百富(2014年)」には、すでに1990年代生まれが登場している。

若者の財産が増えている状況は、不動産市場にも明確に反映されている。不動産開発大手の合富輝煌が発表した統計データによると、今年第2四半期、住宅を購入した人のうち、30歳以下の若者が34%を占め、この割合は前年同期比2ポイント上昇した。30歳以下の住宅購入者は、不動産市場において2番目に大きな消費者層となっており、彼らの消費力は、31歳から40歳の年齢層に次いで大きい。

住宅購入者の若年化現象に、業界専門家は深い印象を覚えている。広州方円不動産顧問有限公司の頼崢・副総経理は、「最近のマンション市場では、2~3年前に卒業した若い人が、友人と共同で購入するケースが珍しくなくなった。彼らは、総額100万元(約2000万円)ほどの物件を購入する。購入費の8割は公共積立金から借り入れ、自分の預金や両親からの資金援助によって、残り20万元(約400万円)の頭金を工面する。彼らは、両親や友人から支援を受ける場合が多く、ほとんどが、ITや金融などの高収入業界で働いている」と話す。

若者の購入パターンの変化

不動産市場に参入する若者が増えるにつれて、広州では、不動産市場の消費パターンも変化しつつある。合富輝煌のチーフ市場アナリストを務める黎文江氏は、このような状況について、感慨深げにコメントした。

豪邸を買い求める若い人がますます増えている。40歳代や50歳代の消費者と比べ、若い人の家庭構造は変化しており、購入パターンも変わってきている。家族数が少なくなったため、以前のように、大面積の家は必要ではなくなった。今の若き富豪は、すでに2人の子供を持っているか、子供を2人持つつもりなので、家には子供部屋が2室あるのが理想的だ。彼らは、服や鞄をたくさん持っているので、クロゼットは、以前より広い空間を必要とする。書斎に大型金庫を望む人もいる。このほか、若き富豪は、大理石など冷感のあるインテリア材料には興味がなく、最新トレンドの温もり感を持ったインテリアを好む。彼らは一般的に、ややコンパクトな家を購入した後、買い替えることを考えている。今の若い購入希望者の市場は、それほど大きい必要はない。即決できることを望んでおり、90平米から120平米の3LDKが一番人気だ。

不動産購入者の若年化は今後も続くだろう。彼らの消費力はますます大きくなると見られることから、開発業者もそのような趨勢に応じて調整しなければならない。彼らが満足するような住宅を開発することで初めて、市場シェアを拡大できる。

だが、不動産市場における若者層の勢いに比べ、「卒房族」の市場は小さいままだ。碧桂園のマーケティング担当者は、「卒業してすぐに住宅を購入する人もいることはいるが、数的には多くない」と話す。新塘新世界のマーケティング担当者も、「細かい統計を取ったことはないが、大まかなデータによると、『卒房族』の割合は5%にも満たない」と述べた。

住宅価格の高騰の影響大

「卒房族」市場が小さいのは、卒業したばかりの人の中で住宅購入希望者が少ないからではなく、実際に購入できる人が少ないことによる。

広州方円不動産顧問有限公司の頼崢・副総経理は、「現在、住宅価格はべらぼうに高く、多くの新卒生には蓄えがない。自分の力でマイホームを買うことなど、絶対にあり得ない。『卒房族』は、基本的に、親や友人の支援を受けているが、数十万元の住宅資金を支援できる親や友人など、極めて少ないのが現状だ」との見方を示した。

広州市がこのほど発表した「広州青年発展報告(2015)」によると、「月光族(1カ月の給料を全部使い果たす人々)」の割合は、2年前に比べ10ポイント増え、約3割に達している。広州の「月光族」の多くは、月収が低く、貯金をして住宅の頭金にあてることなどあり得ないのが現状だ。ましてや、「卒房族」など夢のまた夢だ。また、親が住む実家があるため、彼らは、「住む家に困る」という心配をする必要はない。

住宅価格の高騰のほか、「限外(購入制限令)」も、新卒生が「卒房族」になるのを妨げる重要な原因となっている。合富輝煌のチーフ市場アナリストを務める黎文江氏は、「地方の大学を卒業して広州で就職を希望する人が、広州の戸籍を得ることができなかった場合、たとえ経済的に住宅を買う余裕があっても、購入資格がない。3年経つのを待って、制限対象外の住宅を購入する以外、今のところ方法はない。

 

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
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