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編集長インタビュー
 
 
 
 
6年連続脊椎手術件数日本一
三浦 恭志 東京腰痛クリニック院長に聞く
2015/08/20 11:55:07  文/本誌記者 蒋豊
 
 

原因が多様で特定しにくい腰痛は、多くの人の持病となっている。鍼灸やマッサージ、湿布などは痛みを和らげる一時しのぎにすぎない。また、脊椎を含む腰椎は人体を支える大黒柱であるため、この部位を手術すると少なくとも1カ月は動けない。高齢者であればそのまま寝たきりになりかねない。腰痛を完治させ、また日常生活に影響がないという治療方法はないのだろうか。調査した結果、あいち腰痛オペクリニックは日本初の完璧な腰痛治療を提供する病院であることが分かった。ここは最小侵襲脊椎手術によって頚椎、胸椎、腰椎などの病気を治療する専門病院で、多くの椎間板ヘルニア手術をおこなっており、最速では手術当日に退院することもでき、脊柱管狭窄症手術でも日帰りから5日以内には退院できる。患者の便宜をはかるため、同クリニックは東京の繁華街である銀座に分院を開いた。先日、銀座にある東京腰痛クリニックを訪ね、日本における最小侵襲脊椎手術(MISS)の第一人者である三浦恭志院長にお話を聞いた。

脊椎精密検査(脊椎ドック)で腰痛・しびれの原因を解明

—— もともと腰痛といえば中高年の病気という印象があったのですが、最近では腰痛に悩まされている若いビジネスマンも多いようです。私の周りにも十数年腰痛に悩まされている人がいます。腰痛の原因・根源とは何か、本当に完治しないのか、教えていただけますか。

三浦 日本社会の急激な高齢化に伴って、腰痛、脊椎の痛みに悩まされている患者は年々増えています。と同時に、職場の第一線で働いている若い人たちにとっても腰痛は持病となっています。現在では、腰痛はすでに特定の年齢層だけの病気ではなくなっているのです。

一般的に、若い人によく見られるのはヘルニアで、高齢者に多いのは脊柱管狭窄症、さらに骨粗しょう症などで圧迫骨折を起こしやすくなっています。腰痛は単に腰だけの問題ではなく、頚椎、胸椎など脊椎の他の部位とも関係していますから、腰だけではなく、頚椎、胸椎などの病気が隠れているかもしれません。

腰痛の根本的な原因を探るため、当院では日本脊椎脊髄ドック協会から推奨されている脊椎精密検査(脊椎ドック)をお勧めしています。検査の内容は、頚椎ドック(頚椎MRI、CT、レントゲン)、胸椎ドック(胸椎MRI、CT、レントゲン)、腰椎ドック(腰椎MRI、CT、レントゲン)から選択でき、半日で終わり、症状の原因が9割以上特定できます。これは日本で今、最も精密で効果のある検査です。

この検査は、原因不明の腰痛、手足のしびれ、背中の痛み、肩の痛み、足に力が入らないなどの症状があったり、また医師が勧めている脊椎手術を受けるのをためらっていたり、医師が手術不要と言うものの本人は痛みを我慢できない患者様などに向いています。特に長年腰痛に悩まされているが他の病院では根本的な原因が分からなかった患者様には是非受けていただきたいと思います。

一般の病院では腰痛の患者様に対して、X線を撮った後で投薬、あるいはマッサージということになり、診断結果が出るまでにある程度の時間がかかってしまいます。また診断結果が出ないところもあります。これが腰痛は根治できないと思われている原因の一つでしょう。当院では、豊富な臨床経験を持つ多くの専門家による脊椎ドックの結果の分析、診断によって、患者様にとって最も良い治療法を提案・提供しています。私どもは、体への負担が少ない方法で、より自然に、より早く腰痛、背部痛、頚部痛、しびれなどの症状の根治をめざす最小侵襲脊椎手術に特化した専門医療機関となっています。

PELD(PED)で術後すぐ退院

—— 脊椎は人体を支えるもので、家の大黒柱のようなものです。大黒柱を手術すると家も支えられなくなるかもしれません。でも、貴クリニックでは手術当日に帰宅できると聞いていますが本当ですか。どのような手術なのですか。

三浦 あいち腰痛オペクリニックには20年近い頚椎、胸椎、腰椎などの病気治療の経験があり、平均年間1300例の脊椎手術を行っています。あいち腰痛オペクリニックは首都圏から来ていただいている患者様の割合が高いため、首都圏の患者様のために2011年に東京・銀座に分院、東京腰痛クリニックを開院しました。愛知本院の手術センターの責任者として、私は分院の院長を務めています。

手術方法は、病態によって種々のものがあります。腰椎椎間板ヘルニアに対しては、レーザー治療や高周波メスによる治療、経皮的内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術(PED、PELD)、内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術(MED)を行います。腰部脊柱管狭窄症に対しては、棘突起間スペーサー挿入術や内視鏡下椎弓切除術(MEL)などの最小侵襲脊柱管拡大術。頚椎椎間板ヘルニアに対してはレーザー治療や経皮的内視鏡下頚椎椎間板ヘルニア摘出術。脊椎圧迫骨折や偽関節に対しては椎体増幅形成術を実施しています。同じ病名でも病変の程度や部位によって手術適応が異なりますので、脊椎ドックを受けていただいた際に詳しくご説明させていただいています。なお、東京腰痛クリニックでは日帰り手術を実施し、入院が必要な手術は本院での実施を勧めています。

昔ながらの手術と異なり、最小侵襲手術は傷が小さく、正常な組織への損傷を最低まで減らせますので、出血も少なく、合併症を引き起こしにくく、患者様の体力や免疫力を低下させないため、一般にリスクは低くなり、回復も早くなります。そのため、手術当日や数日の短期入院で帰宅できるのです。このことが患者様から絶大な信頼と支持率を得ている理由と言えます。特に仕事が忙しいビジネスマンは、手術後短期で職場復帰できますし、体力のない高齢の方も手術後に長い間ベッドにいて寝たきりになる心配もありません。以前は80歳以上の患者様に対する手術は、高齢というだけで適応外となり、手術を受けることが出来ませんでしたが、最小侵襲脊椎手術はその状況を一変させました。椎間板ヘルニアの手術には症状の軽重によって、3ミリから8ミリほどの内視鏡を使いますので、傷跡が非常に小さくなります。女性患者は健康を取り戻せるのと同時に美しさを保てるということからも歓迎されています。

一般の病院と比べ、当院は最速で手術の手配ができるというのも一つの特長です。例えば一般の病院では、高齢者によく見られる圧迫骨折で受診した場合、手術まで1カ月から2カ月かかることもありますが、当院では診察当日に手術の手配を行い、術後は当日中に帰宅できますから、患者様を苦しみながら待たせることもありません。

遠くから来られる患者様が日帰り手術を受けられる際には、提携している帝国ホテルや東京ステーションホテルに宿泊し、翌日再診していただいています。そして問題がなければ、すぐに新幹線や飛行機でお帰りいただけます。

中国人観光客は通訳を通して予約を

—— 貴クリニックは地下鉄銀座駅からほど近く、すぐに見つけられます。また銀座は訪日観光客が必ず訪れる場所でもあります。もし銀座で観光したり買い物したりするのと同時に2日間で腰痛から解放されるのであれば、観光客にとってまさに一挙両得です。今まで中国人患者を診察されたことはありますか。中国人観光客も脊椎ドックや最小侵襲脊椎手術を受けられるのですか。

三浦 日本企業の現地子会社の中国人の社長さんが、腰痛の持病があるため、日本の本社の方を通じて連絡をいただき受診され、私が手術をしたケースがありました。他にも、中国の患者様が旅行社を通じたり、通訳の方を通じたり、あるいは日本在住のお知り合いを通じて来院されたりしています。ただし、中国人患者の方が来院される場合は、通訳など間に入る方がいて、前もって調整が必要です。言葉の問題もあり、私が診察をさせていただく際には通訳が必要ですので、診察時間は普通の2倍かかりますし、検査結果が出た後にも詳しく説明をしなければなりません。ですから、中国人観光客の方が当院で受診なさりたい場合には、まず通訳に間に入ってもらい、さらにゆとりのある滞在期間をとっていただきたいですね。

以前に、ご自分は椎間板ヘルニアなのでPELD手術を受けるしかないと話されていた方が、来院して精密検査をした結果、他の病気であることがわかったという例もありました。具体的な病状がはっきりしなかったり、検査結果がわからない前提では、中国人観光客の方をすぐに受診して翌日手術するというわけにはいきませんので、東京に1週間くらい滞在されても、必ず滞在期間中に手術できるとは保証できません。ですから、最初にお話しした脊椎ドックをまず受診されることをお勧めいたします。脊椎ドックで病状を把握し、どのような治療が最適であるかを診断した上で、すぐに手術を行って帰国いただけるものであれば、早速治療を行うことができます。準備が必要なものであれば、日程を調整して治療の予定をご相談させていただきます。もし、愛知の本院での入院手術が必要な場合、本院では日本の医師免許を取得しようと日本で勉強されている中国人の先生にお手伝いいただいていますので、中国からの患者様には安心して治療を受けていただけると思います。

最先端の手術で人びとを幸せにしたい

—— 先生は最小侵襲脊椎手術(MISS)の第一人者であり、また日本でこの分野の手術を最も多く手がけています。医師を目指したきっかけは何ですか。なぜこの整形外科・脊椎手術の分野を選ばれたのですか。

三浦 私は小さい頃から手先が器用だったと思います。大きくなったら大工になろうと思った時期もありますが、医師であった父の影響もあって医師の道を選びました。大学で各科の研修をしましたが、私は自分に整形外科が最も合っていると思いました。整形外科と大工とはノミやハンマーを使うところは似ていますよね。以前、愛知県の大病院で仕事をしていた時には、私一人しか脊椎専門の外科医がいなくて、大変なプレッシャーを感じると同時に、「この地域のすべての脊椎の病気を引き受けるぞ」という気持ちになりました。この時期があったおかげで多くの臨床手術経験を積むことができました。その後、伊藤整形・内科あいち腰痛オペクリニックの伊藤不二夫院長に、世界最新の経皮的内視鏡下脊椎手術(PED、PELD)を導入したいので協力してほしいと言われました。当時日本ではこの手術はまだ行われていませんでしたので、私と伊藤院長とで世界各地の最小侵襲脊椎手術を先駆けている病院に出かけて研修し、あいち腰痛オペクリニックを設立しました。すぐに私たちの技術は患者の皆様に認められ、今や年間の脊椎手術件数は日本でも1−2位のトップクラスです。

最小侵襲脊椎手術は、患者様の体への負担を最小限にし、より自然な形で病気を治す手術で、短時間で日常生活と仕事に復帰できるものです。今後、私はこの手術をさらに広く推進し、もっと多くの患者様が痛み・しびれから解放されるようにしたいと思います。

取材後記

インタビュー後、三浦先生に恒例の揮毫をお願いしたところ、「天人合一」と書いてくださった。これは中国医学のバイブル『黄帝内経』が説いている思想である。西洋医学における脊椎分野での最先端を行く最小侵襲脊椎手術を日本に紹介した三浦先生が患者の治療に当たる時には、西洋医学のミクロ的精密さだけでなく、中国医学のマクロ的正確性をも追求しているのである。

 

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
 
 
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