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コラム
 
 
 
 
日本のノーベル賞科学技術について(その4)~江崎玲於奈博士~
~ショックレーのトランジスタに続く半導体=トンネルダイオードの発明~
藤原洋 株式会社ブロードバンドタワー 代表取締役会長兼社長CEO
2015/04/22 11:44:27  文/藤原洋
 
 

私が、京大理学部1年生の1973年秋に江崎玲於奈博士のノーベル物理学賞受賞のニュースが飛び込んで来ました。工学に近い分野でソニーやIBMといった企業人として日本人初のノーベル賞に科学者の活躍の場が一気に広がった気がしてとてもワクワクしました。1年後の1974年11月6日に国立京都国際会館で湯川秀樹・朝永振一郎・江崎玲於奈3博士を招いて開催された「ノーベル物理学賞受賞三学者故郷京都を語る」座談会で、純粋科学者とは異なる、産業界視点でのとても新鮮な発言に魅了されたことを覚えています。

「電圧を上げているのに、電流が減る。なぜだろう?」 東京通信工業(現ソニー)に転職して2年目、江崎博士は、「PN接合(正孔が電荷を運ぶp型と自由電子が運ぶn型半導体を接合)というタイプの半導体結晶(ダイオード)に大きな電圧をかけているのに、電圧がある値をこえると、電流が増えるどころか減っていく!」を見つけました。半導体は、低温ではほとんど電気を通さず、温度が上がると急激に電気を通すような物質で、コンピュータや家電製品に広く使われています。 PN接合型ダイオードのP層は、高純度のゲルマニウムに高純度のガリウムを少し混ぜた物質、N層は、高純度のゲルマニウムに高純度のリンを少し混ぜた物質からなっています。このPN接合型ダイオードを用いた回路では、一方方向にのみ電流を流します。

しかし、ゲルマニウムに混ぜる不純物を増やしていくと接合部が薄くなり、10ナノメートルにまで薄くしたとき、不思議な現象=順方向に流れる「トンネル効果」を発見したのでした。大発見のきっかけは、当時のゲルマニウムトランジスタは、不良品が多くその解析の過程で、偶然トンネル効果が見つかったそうでう。

江崎博士は、1925年大阪府東大阪市生まれで、「レオ」とはラテン語で「獅子」という意味で、父親の「世界に通用するような男らしい男になってほしい」という願いがこめられていました。発明王=トーマス・エジソンの伝記を読んで「エジソンのような発明家になってみたい」と思ったそうです。京都へ引っ越し後、同志社中学から、旧制第三高等学校、東京帝国大学理学部物理学科に進まれました。

1974年11月6日の座談会以来、最近になって2014年11月21日にスウェーデン大使館で

お会いすることができました。ノーベル賞受賞時48歳で、間もなく90歳になられる訳ですが、とてもお元気で、とくかく図抜けたプラス思考の明るさと、特に少年少女への科学教育への情熱をお持ちで、筑波大学学長、芝浦工業大学学長の後、現在も横浜薬科大学学長を務められておられます。

江崎博士の人生は、受験の失敗や組織の問題などを克服されてきたことが、著書『オプションを活かそう』 (2013年10月24日 中央公論出版刊)に述べられています。

 

藤原 

 <Profile>

1954年、福岡県生まれ。京都大学理学部(宇宙物理学科専攻)卒。日本アイ・ビー・エム株式会社、日立エンジニアリング株式会社、株式会社アスキー等を経て、株式会社インターネット総合研究所等を設立し、現職。96年、東京大学より工学博士号を取得。現在、SBI大学院大学副学長教授、慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授。

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
 
 
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