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中国経済の中長期展望と課題
2015/03/23 14:24:14  
 
 

30年あまり続いた高度成長ののち、中国経済の成長スピードは、ここ数年減速している。中国のマクロ経済およびその情勢については、さまざまな分析や評価があるが、その中でも、代表的な見方には、次の2種類がある。

まず、30年あまりの高度成長ののち、中国経済の行方は、日本や韓国と同様、「急降下」の段階を経て、「中速成長スピード(6~7%)」に入る。その理由は、投資(対インフラ、不動産、製造業という3つの動力)による牽引力が弱まったこと、投資コストの上昇、外需(輸出)増加スピードが20%以上から5~10%に落ち込んだこと、などが挙げられる。

第二に、後発国は、持続的な高度成長期を経ると、成長スピードが鈍化するのが一般的だが、必ずしも「大幅に」下がるとは限らず、「大幅な鈍化」は、決して必然的な法則ではない。

分析によると、今後7~8年の間は、以下複数の要因が、中国経済の中・高速発展、ミドル・ハイエンドレベルへの成長を支えると予想される。中国の経済成長率は、7.5%前後のレベルを大きく下回ることは考えにくい。

 
ここ数年、中国経済の成長スピードは減速している

改革開放から30年あまりに及ぶ経済発展すう勢

改革開放の最初の28年間、中国の経済成長には急激な起伏が生じた。改革開放後30年あまりが経ち、経済成長の波は、やはり上下動があるものの、波のトップとボトムの高低さは徐々に縮小している。今のところ、中国の経済成長は7.5%のレベルを上回っている。経済成長ラインの角度を見ても、落ちこんだとしても7.5%を下回ることはない。このすう勢は、今後の経済成長にかなり影響を及ぼすと見られる。

 

一人当たり平均所得水準および格差

現在、中国国民の所得格差はかなり大きい。この事実と、経済発展段階とは非常に密接な関係がある。つまり、ほとんどの所得格差は、「発展段階での格差」と言える。中国は、所得格差の縮小に向かって力を尽くす必要がある。だが、中国の発展段階から見て、適当な所得格差が経済発展のプロセスで存在するのはやむを得ないことで、それが経済成長を推進するひとつの重要な力となっている。とりわけ、労働が生計を維持する上での条件となっている状況では、所得格差の存在が、中国経済が発展するための「伸びしろ」の役目を果たしている。

 

地域による所得水準および格差

中国は、自然地理学的に見ると「西高東低」だが、経済地理学的には、「東高西低」で、経済発展レベルは、高い順に「東部」「中部」「西部」となっている。だが、この順位は、昔からずっと同じだった訳ではない。たとえば、改革開放以前は、浙江省の経済は全国第12位だったが、1994年には第4位に躍進した。この格差は、好ましくないことなのだろうか。ある角度から見ると「良くない」ことであり、「東部」「中部」「西部」が歩調を合わせて発展することがベストである。しかし、西部は中部より立ち遅れており、中部は東部より立ち遅れている状況は変わらず、中国の経済発展プロセスには、依然、「発展段階での格差」が客観的に存在する。経済発展の視点から見ると、このような「発展プロセス上の格差」は、「後進地域が先進地域を追いかける」「低所得者層が高所得者層を追いかける」という局面を生み出し、そこから、中国経済の中・高速成長の基盤となる動力が生み出される。

 
中国の都市化はすでに加速段階に入り、ここ数年、都市化率は年平均1%以上のペースで上昇している

新たな「人口ボーナス」

推計によると、中国における従来の人口ボーナスは、2016年にピークを迎え、その後労働人口は減少していく見通し。だが、それに代わり、新たな人口ボーナスが形成されつつある。毎年大学を卒業する700万人あまりが就業ポストにつき、質の高い労働人口ボーナスを形成することで、より多くの経済的余裕がもたらされると予想される。このような新たな人口ボーナスは、中国経済が中・高度成長を維持し、中・高級レベルの成長を維持する上での、ひとつの重要な支柱となる。

 

工業化の後期段階には都市化が加速

中国の都市化はすでに加速段階に入り、ここ数年、都市化率は年平均1%以上のペースで上昇してきた。このような情勢は、都市化率が30%から70%に至るまでの急速発展期を経て、71%に達した後は安定発展期に入った諸外国の情勢と一致する。都市化率が大幅に上昇したことで、人口構造が変わっただけではなく、消費構造も変化し、それにつれて産業構造も変わってきた。我々はしばしば、「産業構造のモデルチェンジ・アップグレード」を論じるが、その動力の根源には、人口構造の変化と消費構造のアップグレードがある。したがって、中国における都市化の加速に伴い、消費構造の大々的な調整やアップグレードが生じるだけではなく、産業構造の大々的な調整・アップグレードも生まれ、これら2つのプロセスは、互いに影響を及ぼし合いながら進み、当然のことながら、中国の経済発展がミドル・ハイエンドレベルに向かっていくことを、ハイレベルかつかなり大きな力でバックアップする。

 

全面的な改革の深化がもたらす大きな経済成長

全面的な改革の深化によって、必然的に生産力がもたらされ、そこから新たな発展が生まれる。対外経済関係から見ると、今のところ、グローバル経済の回復はゆっくりと進んでいるものの、経済サイクルが下向きの軌道にある状況から脱出できていない。海外市場がそのような停滞した状況にあるなかで、中国の輸出需要はどうしても抑制されるが、国際市場における「メイドインチャイナ」製品は、やはりある程度求められており、さらなる開放拡大が行われ、「1ベルト、1ロード(シルクロード経済ベルト、21世紀の海のシルクロード)」構想や自由貿易区戦略が実施されることで、中国の経済優位性はいっそう強まり、中国製品に対する国際市場の依存度もさらに高まるだろう。このような状況はいずれも、中国経済が中・高速発展を続ける上で、重要なバックグラウンドとなる。

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
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