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なぜ中国が排除されるのか
軍事演習にみるアメリカの意図 6月29日、アメリカが主導する第23回環太平洋合同演習(Rim of the Pacific=リムパック)がスタートする。これは世界最大規模の海上軍事演習で、参加国が過去最高の22カ国に上る。メディアの反応を見れば、中国が排除される一方でロシアが初参加したという事実のからくりは実に意味深長な話だ。アメリカの意図は一体何なのか。各国の見方はさまざまだが、アメリカには、軍事演習を通じて武力を誇示するとともに同盟国を引き込み、台頭する他国の軍事力を抑えつけようという思惑があるのは明らかだ。
2012/08/25 12:21:53  
 
 

思惑――実力を示す!

環太平洋合同演習は1971年から、おおむねハワイ周辺の海域で年1回行われる計画だった。これは当初、主に旧ソ連の太平洋艦隊をターゲットとする軍事演習であり、アメリカ主導の下で行われていた。ソ連解体後は、2年に1回行われることになり、今までに22回行われている。

アメリカ海軍の公式サイトによると、今回の軍事演習は、6月29日から8月3日にかけて5週間続けられる予定である。 22カ国から艦船42隻、潜水艦6隻、軍用機200機、兵士2万5000人以上がハワイに集結する。アメリカ海軍原子力航空母艦「ニミッツ」号と水陸両用軍団の「エセックス」号揚陸指揮艦が相次いで出陣し、実力を見せようとしている。

2010年には、アメリカ、オーストラリア、カナダ、チリ、コロンビア、フランス、インドネシア、日本、マレーシア、オランダ、ペルー、韓国、シンガポールとタイ14カ国の海軍が参加したが、今年は22カ国に増え、ロシア、インド、メキシコ、フィリピン、ニュージーランド、ノルウェー、イギリス、トンガの8カ国が新規参加する。アメリカが各同盟国を環太平洋合同演習に招集する主な目的は軍事演習を機会に周辺国に圧力をかけ、自国の戦争遂行能力を検証したいがためである。

 

野望――同盟国を引き込む!

アメリカ国防総省の公式サイトが6月27日、第23回環太平洋合同演習の関連ニュースを更新した。アメリカ海軍のジョナサン・グリーンナット作戦部長は、「第23回環太平洋合同演習の目的は各国海軍の協力のさらなる強化を目指すことである。今回特に際立っているのは、環太平洋合同演習の実施から40年来、これほど多くの国が参加するのは初めてのことだ」などと強調した。

アメリカ海軍太平洋艦隊によると、今回の環太平洋合同演習は「戦闘力の向上、環境適応能力チェック、パートナーシップ関係の構築」を、目指すべき「テーマ」として取り込み、その主な目的はアメリカ艦隊とアジア太平洋地域の同盟国艦隊間の協同作戦能力を検証することにある。近年、世界の各地で紛争や衝突が頻繁に起こり、アメリカは終わりの見えない戦争の泥沼に陥っている。国内の長引く経済的不況から脱出できないのみならず、軍事費の支出も抑えられないアメリカに、戦時中に軍事費を負担してくれる、信頼できる同盟国を増やしたいという思惑がある。

今回の演習に初めて参加するロシア海軍は、太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」号のほか、給油船と海洋救助船を各1隻派遣する。タス通信社によると、ロシア海軍高官は、このほど、「アメリカが推進するミサイル防御計画に一貫して強く反対し、調和のとれた両国関係が構築されるまでにはまだ長い道のりがある」と述べるとともに、「ロシアが今回の環太平洋合同演習に参加するのは両国軍隊の協力関係の継続維持を示しているだけだ」と強調したという。

 

不安――他国の台頭!

2010年の環太平洋合同演習が行われるときに、方案設計を担当するカル・ベッカーは、近年の大規模な合同演習は明らかに中国などアジア太平洋地域の新興の軍事力の防備を目的としていると述べた。その方針を貫いてきた結果かどうか分からないが、2012年の環太平洋合同演習からは中国が唯一、排除される太平洋地域の大国だった。

今月の初め、シンガポールで行われた「第10回アジア安全会議」において、アメリカ国防総省のパネッタ国防長官は、アメリカは戦略の重心をすでに東へ移したことを改めて強調し、2020年までにアメリカの60%の艦船を太平洋に配置することを発表した。こうした一連の動きから、アメリカが太平洋地域での軍事力強化を如何に重視し、他国の台頭を如何に憂慮しているかということがうかがえる。

アメリカの軍事アナリストは、「環太平洋合同演習の規模拡大は、この地域の安全保障を憂慮する声が日増しに高まっており、確定されない不安定要素が存在することを反映している」と分析したうえ、「演習に参加する関係諸国も海上での協力の重要性を強く意識しているに違いない。軍事演習に参加するロシア、インド両国には太平洋国家としての存在感をアピールする狙いもあるだろう」と指摘した。

アメリカがアメリカ軍の実力を示し、同盟国を引き込んで武力を誇示する行動は太平洋地域の国家間相互の信頼関係に大きなダメージを与えている。その独断専行にどう対処すればいいのかを少なくとも議論のテーマとすることは、検討に値するだろう。他国の軍事力をけん制することを目的に、頻繁に軍事演習を行うことはアメリカの強さの現れではなく、他国の軍事力の発展を憂慮する自信のなさを露呈しているにほかならない。

 
  情報元:人民日報海外版日本月刊  
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